2021年7月15日木曜日

【日記】2021年7月14日

今朝も快晴。ここ数日、夏の中国ベイエリアとは思えないような好天が続いている。

ちょっと用事があり、職場の附属病院の看護師にSNSで連絡をとった。いつもながら早朝でも瞬時に返事が返ってくる。約20年間の外国生活の中で、幾つかの国の幾つかの病院にお世話になってきたが、中山大学付属第五病院は間違いなく最も対応が良い。

8月に行われるFAST実習について担当者と相談。学生を観測サイトに連れて行くときは、規定により教員2人以上が引率する必要があるとのこと。今回は私が引率教員の役目を仰せつかった。中国内の移動にまだ慣れていないので、私が引率するというより、学生が私を引率して移動するような感じになりそう。

実習課題についても担当者と相談。アイデアを一つ出したら「それ良いですね!」とのことで、テキストを書くことになってしまった。実習日まで火がないので急がねばならない。

実習用のデータを受け取るために大容量HDDが必要とのこと。個人の研究費で買おうとしたら、教材費で購入可能とのアドバイスをいただいた。

学内で進行中の某観測装置開発プロジェクトから依頼されていた研究提案を一応書き上げた。あと1回見直したら提出できるだろう。

出張に際してコロナ絡みの付加的な手続きが発生しないか関係者に確認。先月、広州を中心としてデルタ株の感染者が増えて出張の手続きが複雑化していたが、もう既に平常に戻っている模様。

目下、職場では「サマースクール」と呼ばれる行事が行われている。サマースクールという名前からは想像しにくいが、この行事の実態は「大学院入学希望者の面接」で、参加者の中から審査によって、うちの大学の大学院への進学の権利が与えられる。サマースクールに参加できるのは指定校から選ばれた学生のみなので、比較的優秀な学生が集まってくるそうだ。今日の夕方、サマースクールに参加している学生との交流を頼まれて、なんとか話そうとしたのだけど、今年は英語を話す学生がほとんどおらず、なかなかコミュニケーションをとるのが難しいと感じた。

終業前の1時間程度、集中してFAST実習のテキストを執筆。参加者の多くは、天文学の基礎知識がない学生とのことで、基本から書き起こしているので時間かかる。

職場のトイレに「暖簾」が登場。なんとなく銭湯っぽい。


中国語学習

単語と例文の暗記(1時間程度)、SuperChinese(Lv2-11)、通勤時にラジオの聞き流し(合計30分程度)


ピアノ練習

SimplyPiano、中級III、見つめていたい(ポリス)

2021年7月14日水曜日

【日記】2021年7月13日

今朝も快晴。まるで雨期が終わったかのような雰囲気だがまだ7月。

朝のピアノ練習、今日はコード練習の日。「Bm」が入ると難しい。

家賃を支払った。中国では、家賃、水光熱費、ネットプロバイダーの料金、あらゆる支払いをスマホで済ますことができるので便利。ただし、銀行アプリを使って送金するためには、窓口で送金機能をアクティベートする必要がある。これに気づかずに最初の数カ月の間、わざわざATMに行って送金していた。中国はシステムの立ち上げ時期に若干面倒な手続きが必要だが、それが終わればあとは楽ちん。

観測サイト等に出かけたときにvlogや教材用として現地の動画を撮ろうと思いたち、最近osmo pocket2(小型ビデオカメラ)を購入した。それで、昨日の帰り道、さっそく撮影の練習をやってみた。動画の撮影は写真撮影とは全く感覚が異なり、難しい。見るに耐える映像を撮るには、ある程度の練習が必要だと思われる。

毎朝「目のトレーニング」をしながら10分ずつ聞いている「ファインマン・レクチャー」がVol.6まで来た。学生に対して楽しそうに物理を語っているファインマンの声を聞くのが楽しい。ティーチングに対する意欲が高まる。

某天文台のサマースクール用に依頼された実習課題のテキストを書き始める。1日で初稿をでっち上げようと思っていたが、今日は会議が入っているため一通り書くのは多分無理。いけるところまでベストエフォートでやる。

北京方面で開催されている某オンラインセミナーに参加。北京方面のセミナーなので英語で話すのかと思ったら中国語だった。大プロジェクトのシリーズセミナーの割には参加者が1ダース程度と少ない。

15時以降、終業時間までずっと研究がらみのミーティング。トップダウンの意思伝達会議とは異なり、しっかりと研究について議論するミーティングはあっという間に時間が過ぎる。


中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、SuperChinese(L2-10)、通勤時にラジオの聞き流し(合計30分程度)

ピアノ練習

SymplyPiano、ポップスコードIII、ドント・スピーク(ノー・ダウト)

2021年7月13日火曜日

【日記】2021年7月12日

しばらく、このブログの更新をサボっていたが、日常のこまごまとした記録をつける目的で再起動してみようと思う。これから書こうと思っている日々の雑多な記録については「日記」のラベルを付けて、これまでのコラム記事とは区別することにする。日記なので文体もコラムとは変えようと思う。

今朝は雨期にもかかわらず良く晴れていたので雨対策をせずに家を出たら、案の定というか、職場に着く前に雨に振られてしまった。この季節は晴れていても油断できない。

コロナ禍に関して、珠海市にいる限りは普段の生活はもうほとんど元に戻っているが、職場への健康報告の義務は相変わらず継続中。本日も提出。

とある学内の装置開発プロジェクト絡みで「白書の執筆」をいきなり依頼された。予算獲得のための書類に添える研究案を1つ考えて欲しいというもの。1時間程度でとりあえず初稿をでっち上げた。

寝不足気味だったので昼休みに昼寝。少しパワーが戻る。

学期末恒例の全学院会議。上からの「ポリシーの伝達」の場なので「議論」は行われない。ひたすら管理職たちの話を聞く2時間半。業績評価の方針、学院の発展目標、ティーチングや学生指導における道徳的基準、今後の人材採用計画等々についての説明が延々と行われる。すべて中国語だがスライドが示されるので日本語ネイティブで中国語を勉強している人であればなんとか大筋は理解できると思われる。

道徳的基準の説明では、毎回実際にあった「ダメな事例」が紹介される。今回は2つの事例が紹介され、両方ともコロナ絡みの事例だった。1つ目は、卒業式後のパーティーが禁止されているのにも関わらず、教員も一緒になってパーティーをやって盛り上がり、泥酔して喧嘩騒ぎを起こしたというもの。2つ目は、携帯電話とIDを忘れてキャンパス外に食事に出た学生が、大学に戻ってきたときにゲートでIDと健康コードの提示を求められ守衛と口論となって、最終的に警察が呼ばれたという内容。

毎月、家賃支払日の数日前にリマインダーを送ってくる大家が今月は連絡をとってこないので、高齢な方でもあるため心配になりこちらからWeChatで連絡をとった。しばらくして返事が返ってきたので懸念したような問題はなさそうで一安心。大家とは媒介となる言語が中国語しかないが、読み書きベースのコミュニケーションならなんとかなる。


中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、SuperChinese(L2-10)、通勤時にラジオの聞き流し(合計1時間程度)、OJT(会議に参加、2時間半)

ピアノ練習

SymplyPiano、中級III、マッド・ワールド(ゲイリー・ジュールズ)

2021年1月24日日曜日

【第69回】ロシアから中国へ

さて、かなり久々にブログ記事を書いています。前回記事を投稿したのは、2018年の9月ですから、もうかれこれ、2年以上更新していなかったことになります。あれから何をしていたかというと、まぁ、いろいろと紆余曲折ありまして、現在は、中国の広東省にある中山大学というところで働いております。

前職場のウラル連邦大学では教授職に就いていたこともあり、赴任後2-3年目ぐらいまでは、ある程度長く働く可能性も視野に入れて行動していました。しかし、当初から5年経った時点でその後のキャリアを一度検討し直そうと考えていたこともあり、最終的に5年目に入った時点で長期的な就労は不可能であるという結論を出し、新たな職場へと移籍することを決断しました。

ウラル連邦大学で契約更新しなかった理由は、幾つかあるのですが、一番大きな理由は、大幅な賃金カットです。2014年のロシアのクリミア侵攻以降、西欧からのロシアに対する経済制裁によって、ロシアの経済状態が徐々に悪くなっていく中、大学に配分されていた高等教育改革のための予算が減額となり、結果として外国人スタッフの給料に改革予算(ソフトマネー)で上乗せされていた増加分がカットとなり、私の場合で、50%の年収減となりました。

エカテリンブルクの景色

この他にも、外国人スタッフには連邦政府レベルの研究費がほとんど配分されないことや、外国人スタッフだけがもらえる高給に起因する地元スタッフとの軋轢、社会インフラの不備による生活の不便さなどの問題も、ロシアでのキャリアに一区切りつける要因となりました。

そんなこんなで中国へ移籍することになった訳ですが、ロシアの地方都市(エカテリンブルク)での生活自体は、自分としては良い経験だったと思います。「良い経験」の中身は、なかなか一言では語れないのですが、自分の「世界観」が大幅に広がったように感じています。

ロシアという国そのものも、とても興味深い国ですが、ただそれだけではなく、ロシアを通して見えてくる未知の世界というものがあり、それがまた自分にとっては興味深い風景でした。例えば、私のオフィスの机の右隣はシリア人、左隣は北アフリカからの留学生でしたし、職員寮の隣の部屋はキルギス人、同じフロアにはアルメニア人やら南米からの留学生やらがたくさんいて、言葉で表すと、ありがちな「国際的」という表現になるのですが、それまで自分が使っていた国際的という言葉とは全く異なる感覚の「国際的」な生活を経験することができました。

私なんかにとっては、エカテリンブルクでの生活は、不安定で不便という印象を持ってしまうものでしたが、中央アジアや中東の紛争地から来たスタッフは、やっと安住の地に来ることができたとばかりに「子作り」に励むため大学寮は出産ラッシュでしたし、なんというか、知識の上では知っているけれど、体感として知らない国や地域がこの地球上には多くあるということを、実際その地域から来た人間との交流を通して認識できたことは、私の人生にとっては決して損にはならないだろうという感じはしています。

という訳で、このブログで過去に書いていたロシアに関する話題はとりあえず一区切りということになります。今後は、移籍先の中国での体験をもとに、ときどき気が向いたら、また記事を書いてみたいと思います。(中国は中国で、非常に面白い世界が広がっています。)


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【第68回】ウラル連邦大学の論文報奨金制度

2018年9月3日月曜日

【第68回】ウラル連邦大学の論文報奨金制度

<<<筆者注:この記事はウクライナ侵攻前に執筆したもので、現在のロシアの状況を反映したものではないことにご注意ください>>>