中国の大学で教員として働くと、5年目に業績審査が行われる。この審査は非常に厳しいもので、文字通り「クビ」がかかった審査である。解雇となる条件は雇用時の契約書に明記されており、個人によって異なるが、重要な基準は共通で、「論文数、獲得グラント数、講義時間」の3つである。講義時間は、努力次第で何とかなるものだが、グラント数と論文数は密接に関連しており、一方が不十分だともう一方も満たせない確率が高まる。
私の場合、どうも研究分野が中国のグラント審査とマッチしないようで、グラント審査で大変な戦いを強いられている。その結果(そしてコロナの影響もあって)、3年目まで大学院生を雇用できず、研究グループとしての論文出版数が契約した数に到達できるかどうかは、本当にギリギリのところである。
しかし、状況が良くても悪くても時間は経過していく。最終審査の期日はまだ決まっていないが、おそらく数カ月後だろう。最近、ブログの更新をあまり頻繁に行えていないのも、実はこの件と関連している。(文章を整えるのは、このような雑文であっても案外時間がかかる。)
とりあえず、今のところまだ生きており、そして運命の審査に向けて全力を尽くして頑張っているということだけをアップデートしておく。
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