職場の30才ぐらいの同僚に今日聞いた話では、彼が子供の頃には(つまり20年ほど前)、夏場にエカテリンブルグで気温が30℃を超えることはかなり稀だったそうです。冬場の寒さが厳しいエカテリンブルグでも地球温暖化の影響は如実にあらわれているようです。
暑い8月のある日のウラル連邦大学自然科学研究所の中庭 |
基本的にエカテリンブルクでは「冷房は贅沢品」という認識のようです。実際、暑いと言っても日本のように気温が体温を超えるようなことはありませんし、日中30℃を超えても、夜間には10℃台まで気温が下がることが多いので、冷房がなくてもなんとか耐え忍ぶことは可能です。あと、湿度が比較的低いのも助かります。
聞いた話では、ロシアには「気温が高くなると労働時間を短縮しなくてはいけない」という法律があるそうで、計算上は34℃になると、1日の労働時間は1時間ということになるようです。ただし、この法律には罰則規定がないため実際に法律に厳密に従っている職場はあまり無いようです。
私の職場の同僚たちの夏の過ごし方を見ていると、あまりにも暑くなると有給休暇をとって突然夏休みにしてしまう人もいます。そういう場合は、涼しい山間部にキャンプに行ったり、最近は郊外に大型のプールリゾートができているので、そういうところに行く人もいるようです。やはり、自宅に冷房施設を持っていない人が多いので、涼しいところに行く、というのが夏休みの典型的な過ごし方のようです。
ちなみに私のブログはエカテリンブルクで生活されている方にも読んでいただいているようなので、今日同僚に教えてもらったウラル連邦大学のプールのWebアドレスを書いておきます(YouTubeに紹介の動画あるのでその動画も貼っておきます)。ここのプールは比較的料金が安く、大学関係者だとさらに割引が聞くのでお得だとのことです。
http://urfu.ru/ru/sports/swimming-pool/