その日の検査が終了すると、Webサービスのアンケートを使って検査状況を報告することになっているのだけど、同僚たちの検査状況を見ていると検査に行きそびれてしまう人も1割程度はいるようだ。しかし、現在大学に入構するためには24時間以内のPCR検査陰性証明が必要なので、うっかり検査に行きそびれてしまうと、次の日に出勤できなくなってしまう。
さて、朝食をとりながらWebニュースを眺めていたら、また千人計画について「完全なるデタラメ記事」が出ていた。部分的に不正確とかいうようなレベルではなく、ほとんど全てがフィクションと言っても過言ではない。日本政府の方針を支持することが多い大手メディアがこういう記事を何度も出すということは、反中的な世論を形成するための確信的な「プロパガンダ」なのかもしれないと思ったりもする。もう、現代社会においてはメディアは情報源というよりは、何らかの政治的意図をもった集団のプロパガンダ機関という意味しかないような気もしはじめている。
世界の大学・研究所の今年の「研究力」ランキングが発表された。うちの大学は、世界大学ランキングだとまだベスト100には入っていないが、驚いたことに、研究力ランキングでは世界23位にランクインしていた。昨年から一気に20%以上評価値が上昇したらしい。うちの大学だけではなく、中国の大学と研究機関が軒並みランキングを上げている。もはや上位にランクインしているのは、中国とアメリカの研究機関のみである。
ただ、うちの職場がいきなり上位にランクインしたことにインパクトは感じたものの、上位に入ること自体は決して不思議ではない。天文分野だけ見ても、毎年コンスタントに教員が2-3人ずつ増えているし、しかも、入ってくる新人教員はすでに欧米でファカルティー職を得ていたような飛び抜けた人ばかりだ。今年中には中国宇宙望遠鏡の研究センターがオープンする予定だし、大学だ単独で南極に天文台を建設する計画も既に動き始めている。うちの職場に研究センターが設置されている国家レベルの重力波検出実験プロジェクトも順調に進行中である。
このような発展ぶりは、なにも物理天文分野に限った話ではなく、大学内の他の学部学科もどこも似たような発展ぶりを示している。文学部哲学科のような、西側諸国ではあまり教員の増員が考えられないような分野ですら、毎年数人ずつ増員されている。このような状況なので、今まで上位にランクインしていなかった方が不思議なくらいである。
中国語学習
単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し。
ピアノ練習
SimplyPiano、中級III