日本の共通テストでは主に大学のキャンパスが試験会場となるが、中国の高考の場合は「高校」が会場となることが多いようで、試験期間中でも大学は平常運転だ。高校の方が受験生(主に高校生)の扱いには慣れているだろうし、大学の教育にも影響を与えないので、高校を試験会場にするのは良いアイデアだと思う。もしかすると、受験生にとっても、慣れない大学で試験を受けるよりも、高校で試験を受けた方が緊張しなくて済むかもしれない。
高校が試験会場となるからといって大学教員が試験運営に無関係かというとそういうことはなく、一定数の教員は試験会場の運営に携わることになる。ただこれは、うちの職場を見ている限り強制ではなく、あくまで「志願制」のようだ。はっきりとした応募時期は忘れたが、確か半年ほど前に高考の試験官の募集案内が職場で回覧されていた。事前の研修等もあり、拘束時間も長いので簡単な仕事ではないと思う。ただ、日当は支払われるようだ。
試験問題作成に関しても大学教員が関わっているはずだが、これに関しては情報管理が非常に厳しいようで、身の回りで高考の問題作成に参加している人がいるのかいないのか明確なことは分からない。中国における高考への「ヒートアップ状況」を見ていると、問題作成に関わっている人の情報管理は、おそらく軍事機密なみの管理が行なわれているのではなかろうかと思う。
中国語学習
単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し
ピアノ練習
SimplyPiano、中級III