今日も秋学期に担当する可能性のある講義科目の教科書の下読みを進める。この作業は純粋に楽しい。研究上の必要からもそれなりに勉強はするが、そういう場合は勉強内容が狭い範囲に限られることが多く、あまり視野が広がった気はしない。講義のための勉強は、うちの大学の場合は基本的に各科目ごとに教科書が決まっているの。準備としては、それを読んで自分なりの説明を足すという作業になる。教科書をじっくり読む時間なんて、研究専門職についている間はとてもとることができなかったので、自分の知識を体系的に整理するという意味でも講義の準備のための勉強は非常に有意義な時間だったりする。
講義の準備の一方で、研究の方も忙しい。新学期から新しい博士課程の大学院生がグループに加わるので、その学生と一緒に始めるプロジェクトの検討や、それ以外にも、長い間便秘のように論文が出せていないプロジェクトをすすめたり、なんやかんやとやっている。ロシアでの前職についていた5年間は、学内外のありとあらゆることが機能不全で研究が全く進まず、20年の研究人生の中で最も生産性の低い時期となってしまった。なんとか、中国でそれを取り返したいと考えを巡らせているところである。
今日書き殴ったホワイトボードから一部抜粋 |
夕方、あまり人がいない職場の廊下で同じ研究グループのZ教授と遭遇。いろいろ問題が発生していたティーチングに関するとある問題を解決するべく水面下で動いてくれているようで本当に助かる。彼とは以前、別の職場でも同僚だったことがあり、気心が知れているので、いろいろと相談に乗ってもらっている。
中国語学習
単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)
ピアノ練習
SimplyPiano、中級III、見つめていたい(ポリス)