上述のように、通常は学期ごとに2コマの講義参観が義務付けられているのだけれど、新しく着任した新任教員については、着任した最初の学期に9コマの講義参観が義務付けられている。私も昨年の秋学期に9コマの参観を行った。総て中国語で行われる講義だったので、講義そのものの内容はあまり理解できなかったのだけれど、学生の雰囲気や、講義に対する反応を観察できたことはとても有意義だった。
新人教員は、講義の参観に加えて、学期中に隔週ペースで行われる講義準備会議に定期的に参加し、最後に模擬講義審査を受けて合格点を取らないといけないルールになっている。この審査に合格しないと学部の講義を担当させてもらえない。この審査、私は当初「形式的なもの」と勝手に想像して、適当にやっても全員合格するのだろうと高を括っていたのだけれど、蓋を開けてみたら「完全にガチの審査」で、油断していた私は1回めの審査でボロカスのコメントを付けられて不合格再審査となってしまった。まぁ、2回目は職場の意向を理解したので本気を出して無事合格したのだけれど、なんというか職場が真剣に学部教育の質の向上に取り組んでいることが体感される出来事だった。
初任者研修は、講義参観や模擬講義審査でかなり大変ではあるのだけれど、教育用の実験室や実習教材等を一通り見せてもらったり、他の教員の教材開発の現場を見せてもらったりして、そういう部分はとても興味深くかつ参考になった。
私は今学期、実習科目を試行錯誤しながら初めて担当しているということもあり、講義参観は同僚がやっている他の実習科目を覗いてみようと思っている。
中国語学習
単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオ聞き流し(20分程度)
ピアノ練習
SimplyPiano、リードシートIII