2022年4月17日日曜日

【日記】2022年4月16日(土) 、週末だけれども卒論原稿へ対応、90年代のトレンディドラマで感じる時代の変遷

卒検の学生さんが卒業論文の初稿を中国語で書き上げて送ってきたのだけれど、私は中国語で書かれた原稿の細かなチェックが出来ないので、週末なのに申し訳ないと思いつつ、同じ研究グループの同僚に原稿のチェックを依頼した。今の職場は職務上の〆切を、なんの躊躇もなく土日に設定するし、仕事関係の連絡も土日祝日関係なく送ってくる。今回の卒論初稿の〆切も例外ではなく、日曜日が〆切だ。なので、学生さんは教員に原稿を見てもらうために金曜日の深夜に原稿を送ってきたりするわけだけれど、こんな状況に日本の大学教員が遭遇すれば怒る人も少なからずいるだろう。しかし、中国人の同僚たちは慣れっこなので、金曜日の夜に原稿の確認をお願いしても快く引き受けてくれる。本当にありがたい。

Twitterを眺めていたら、ここしばらく研究職への就職問題について意見を述べている人が再び増えているようだ。日本で新年度が始まった直後であることと関係しているのかもしれない。今日見かけたツイートの中に、日本の研究職市場に関して「競争原理を導入することで表面的には生産性が上がっているように見えて、実は生産性が高いと見せかける技術に長けただけの人が生き残る場合が多いため、本来学問の発展に必要な人が研究職から排除されており、本質的なところで学問が衰退する原因となっている」と主張しているものがあった。これは日本に限らず、私が経験してきた外国の職場でも、似たような傾向があったように思う。で、どうしたら良いのかとなると、なかなか難しいのだけれども。

週末ということもあり、今日はお昼からはボケ~っと、たまたま目についた1990年代中盤頃のトレンディドラマを眺めて過ごしていた。この時期、私は大学院入試に向けた受験勉強で忙しかったり、その後は大学院で研究に没頭していたりしていて、テレビを全く見ていなかった。なので、世代的には知っているはずの超ヒットドラマでも、タイトルぐらいは知っていても中身は全く知らなかったりする。四半世紀を越えて初めて90年代のトレンディドラマをみると、世代的に時代背景に馴染みが深いだけにストーリーにぐいっと引き込まれる。気がついたら四話くらいまで一気に見てしまった。

しかし、90年代中頃くらいだと、現在の日本といろいろと状況が違っていて面白い。今日観たドラマの主人公は、年齢が24才の設定なのだけれど「紙の新聞」を読んでいるシーンが何度も登場していた。これは今の感覚だとかなり不自然だろう。他にも、年齢設定が30才の登場人物を「おじさん、おばさん」としてイジるシーンがあったり、手紙や葉書で登場人物が連絡を取り合っていたり、時代を感じるシーンが多くあった。しかし、確かに1990年代中盤くらいだと、手紙やハガキを普通に書いていたし、携帯電話もまだあまり普及していなかった。考えてみるとこの25年の間の世界の変わりようといったら、相当なもんである。

中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し。

ピアノ練習

SimplyPiano、中級III