2022年4月28日木曜日

【日記】2022年4月27日(水) 、今年は1日で片付いた国際送金、パスポート写真の撮影も大仕事

今日は外回りの大きめの雑用を2つ片付けた。一つは日本への国際送金、もう一つはパスポート申請用写真の撮影である。国際送金と写真撮影くらい大した用事ではないと思われるかもしれないが、これを中国でやろうと思うと実はかなり大変なのだ。

中国から国際送金を行う大変さは、多くの在中日本人がSNSやブログで語っているので、そちらも見ていただきたいところだが、大変さの程度は住んでいる地域、口座を持っている銀行、本人の中国語能力、所属組織のサポートの度合い等々によって、かなり幅があると思う。最も困難な場合だと大変すぎてギブアップしてしまう人もいるようだが、条件に恵まれてスムーズに行けば1日で終了できる(それでも、半日では終わらない)。

ちなみに私は前回初めて送金した時には、必要書類の準備方法が分からず、役所を2-3箇所まわったり、最初に行った銀行で送金を拒否されたりと幾つかのトラブルに巻き込まれ、最終的に送金に成功するまで合計4-5日を費やした。今年は既に経験の蓄積があるので、かなり手続時間を短縮することができた。送金の具体的な手順については、そのうち時間のあるときにブログ記事にまとめようと思っているので、ご興味の向きはそちらを御覧いただきたい。

送金手続きは大きく2つのパートに分かれており、一つは外貨を購入する手続き、もう一つが国際送金手続きだ。必要な書類が全てもれなく揃っていれば、外貨の購入手続きは2-3時間程度、国際送金手続きは1時間ほどで終了することができる。かなり時間がかかる手続きなので、前回も今回も銀行支店内の「個室」に案内されて、そこで手続きを行った。

銀行側は、給料明細、労働契約書、納税記録、過去の送金記録等々を突き合わせながら、送金しようとしている金額が限度を超えていないか、正当な労働報酬なのかといった事を確認するのだと思うが、とにかく数字ばかりズラッとならんだ数十ページの書類を一行一行丹念に確認するので、この手続には猛烈に時間がかかる。銀行員が行っている作業を目の前で見ていると、本当に大変な確認作業をやっていることが理解できる。1-2人の銀行員がこの作業にかかりっきりになってしまうので、銀行支店によっては国際送金をいやがる支店もある。

私は初めて送金するとき、まず最初に中国建設銀行に行ったのだけど、対応してくれた窓口の銀行員に「今日はもう時間がとれません。申し訳ありません。できたら他の銀行に行ってやってもらえませんか?」と言われた。この銀行員は最初しばらく書類を確認していたので、途中で「ギブアップ」した格好だ。こういう銀行に最初に当たってしまうとメゲそうになってしまうが、次に行った中国銀行では、それなりに時間はかかったがきちんと送金してくれた。なので、今年の送金も中国銀行で行った。

送金手続きは一日がかりの仕事で、待ち時間も長いので、合間の時間を利用してパスポート写真の写真を撮影しに行った。これも、中国でやるとなると簡単な作業ではない。理由は2つあって、一つはパスポート申請用の写真のサイズ規定が中国と日本では異なること。もう一つは日本の写真規定が(病的に)厳格なので、それに準拠した写真を上手く撮ってくれる写真店がなかなか見つからないことだ。

今回利用した店も、ネット上にある日本のパスポート写真の規定を見ながら撮影とプリントをやってくれたのだけど、最終的に規定に収まる写真が出来上がるまでに3回プリントをやり直してもらった。写真店の担当者がパソコンを使って写真を編集している横で、アテンドしてくれた職場の秘書さんが「そこはそうじゃないです。そこはもっと短く、こちらは長く」みたいな細かな指示を辛抱強く出してくれて、なんとか最後には規定に収まった写真ができたのだけれど、時間もかかったし、何度もプリントさせたので追加料金もとられて、どっぷりと疲れてしまった。

まぁ、しかし、外国に出て、外国人として生活するということは、結局はこういう不便と向き合いながら生活していくということでもある。中国生活は大変な部分は確かにあるのだけれども、しかし、中国に来る前にロシア生活を経験しているので、中国の大変さはまだ私は受け入れられるのだ。

銀行窓口のパスワード入力端末

中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)