2022年4月26日火曜日

【日記】2022年4月25日(月) 、歯医者さんによる周到に準備された英語プレゼン、日本人は治療しやすい?

先週、珠海市内の歯科に初めてかかり、精密検査を受けたのだけれど、今日は検査の結果と今後の治療方針を聞きに行ってきた。5-10分くらいの簡単な口頭での説明を想定していたのだけれど、想像していた説明とは異なり、周到に準備されたマルチメディアなプレゼンが展開されてちょっと驚いた。

まず、最初に検査結果をまとめたパワーポイントの資料の説明がざっと行われた。立体的なCG画像や写真を提示しながら、かなり細かな数値まで示しつつ丁寧に治療すべき問題点とその理由を説明してくれた。その後、3つほどの異なる治療方法を提示してくれて、それぞれ具体的にどのような治療内容なのか、それぞれの方法のメリットとデメリットを細かく説明してもらった。この治療方法についての説明が非常に分かりやすくて感銘を受けた。

例えば、歯ののの部分をけずるか、削るとかみ合わせがどう変化するか、みたいなことを実際に目の前で私の歯から作った模型の歯を使ってやって見せてくれるのだ。また、治療で使う補填物や器具も実際に触らせてくれたりもして、とにかく直感的に分かりやすい説明だった。記憶にある限り、日本の歯医者でここまで丁寧かつ手の込んだ説明はしてもらったことがない(もっとも、最近日本の歯医者にかかったことがないので、今の日本の歯医者事情は私には良く分からない。日本の歯科医療も進化しているのだろうとは思うけれども、どうなんだろうか)。

このような説明は、通常はもちろん中国語で行われるはずだ。しかし、私が外国人ということで担当の歯医者さん(W先生)が一生懸命英語のプレゼンを準備してくれたみたいで、丁寧に準備された英語の予習ノートを見せてくれてちょっと感動した。職業柄、学生のノートはたくさん見てきているのだけど、担当歯科医のW先生の作るノートはクラスでトップクラスの学生が作るノートと共通する空気感があった。というわけで、今後2-3年はかかるであろう治療をW先生にお任せすることは、もう既にプレゼンを聞いている途中にほぼ決めていたのだけれど、「すぐに決めなくてよいです。じっくり考えて決めてください」ということだったので、返事は後日返すということにして今日の診察は終了となった。

W先生は、過去にも日本人を治療したことがあるらしく、「日本人は治療しやすいです」と言っておられた。「どうしてでしょう?」と聞いたら「みなさん歯科医に協力的です」とのことだった。例えば、ある種の矯正治療なんかでは、医師の指示を守らないと治療効果がなかなか出なかったり治療期間が長引いたりするのだそうだ。しかし、日本人の患者の場合は概ね医師の指導に従ってくれる人が多いそうだ。まぁ、これも国民性か。

中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、リードシートIII