2022年4月23日土曜日

【日記】2022年4月22日(金) 、年々厳しくなるファカルティー職の選考基準、ジンと王老吉のカクテルが美味しい

妻が日本のとある役所に確認したいことがあるとのことで問い合わせ方法を調べたのだけど、可能な方法が「電話のみ」だったようだ。日本は相変わらずだなと思う。時差の大きな国に住んでいる人なんかは、問い合わせ方法が電話のみだとほんとに大変だろう。

しかし、日本には自国民が外国に住んでいることを想定していない制度が多すぎる。妻が問い合わせた件も、電話での問い合わせはできたが根本的な問題解決は帰国しないとできないようだ。在外邦人にも必要な手続きなんだけれども。妻によると「ネット対応できなくて申し訳ありません」というお詫びだけは非常に丁寧だったそうだ。おそらく、度重なる苦情によって、こういう対応だけは上手になるのだろうけれど、根本的な問題は放置されたまま。

妻が上述の問い合わせのために国際電話をかけるというので安い方法が何かないかと思って少し調べてみたが、結局のところ、中国移動のSIMカードから+81を付けて普通にかけてもそれほど料金は高くないようだ。10分以上話して12元程度だった。国際電話なんて滅多にかけないので通話料の感覚が20年くらい前で止まっている。

今日は試験期間中恒例のファカルティー会議が行われた。人事関連やら、各プロジェクト関係の進捗報告やら、コロキウム運営関係やら、予算のやりくりについてやら、なんやかんやと議題が多くいつも3時間ほどかかってしまう面倒な会議だ。オミクロン株の感染がまだ完全に収束していないということで、前回に続いて今回もオンラインで行われた。オンラインに会議だと、他のオンライン会議を掛け持ちする人もいるようで、途中で別の会議の音声が漏れ聞こえてきていた。中には「別の会議が重要なところに差し掛かったのでちょっと抜けます」とか正直に言う人もいたりして、まぁ、中国のこういう気を使わない感じは嫌いではない。

会議では、新しいファカルティーメンバーを選ぶ選考の進捗報告が行われたけれど、話を聞いていると、選考基準が本当に厳しくなってきていると思う。「日本で職がないから中国で就職する」といった意見をSNS上で時々みかけるが、もはやうちの大学に関してはそういう状況ではない。そもそもファカルティー職の書類選考を通過するためには、どこか別の場所で既にファカルティー職に就いていることが要求されるので、職がない人は選考の対象にすらならない。おそらく中山大学と同等以上の水準の中国の大学の天文学分野では似たような状況だろうと推測されるので、これから研究者を目指すのは本当に過酷だと思う。

金曜日ということで夜は軽く一杯。最近気に入っているのがジンをノンシュガーの王老吉で割ったオリジナルカクテルだ。適当に思いつきで作ってみたところ、ジンのジェニパーベリーの風味と、王老吉のハーブ系の風味がピッタリあってとても美味しく、最近定番の「お始めの一杯」となっている。

ジン(桜尾)とノンシュガーの王老吉

中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)