2022年4月30日土曜日

【日記】2022年4月29日(金) 、「内田・宮川博士」がある意味素晴らしい、高度人材向け所得税減税の還付金

朝食を食べながら地元のニュースを眺めていたら「珠海でもガソリンの値段が上がっている」という記事が出ていた。中国はロシアからの原油の輸入量を増やすという話だったので、この値上げはちょっと意外だった。どういう原理でガソリンの値段が上昇しているのだろうか。

中国の通販サイトを見ていると、インチキ商品というか、誇大広告が過ぎる商品に時々出くわす。今日は行きつけの歯医者さんが「どんなにひどい虫歯でもこの歯磨き粉で歯を磨けばすぐ治る」みたいなことを謳った商品広告にWeChatモーメンツで怒りをあらわにされていた。その歯磨き粉、広告では日本人が開発したことになっていて、開発者の写真も掲載されている。開発者の一人の「内田・宮川博士」がある意味素晴らしい(下の写真参照)。本気で消費者を騙そうとしているのか、ウケを狙っているのか、よくわからなくなってくる。

件の「内田・宮川博士」(写真左)

大学の防疫体制に少し変化が見られ、今日から大学のゲートに電車の自動改札のような機械が設置された。健康コードのスキャン、職員IDのスキャン、顔写真の撮影の3つを行うと自動で扉が開いて出入りできる。今までは、門衛の人が顔を覚えてくれて、IDを見せなくても顔パスで出入りできるようなこともあったが、自動改札が導入されたので、これからはもう顔パスが一切通用しない。

封鎖管理のためキャンパス内に閉じ込められていた学生さんたちは、今日から事前に申告すればキャンパスの外に出て良いことになった。おそらく、上述の自動改札は学生の出入管理を行うために導入されたのだろう。ただし、学生さんたちは、まだ珠海市の外には出られないようだ。それでも一ヶ月半ほどの間キャンパス内に閉じ込められていたのだから、キャンパスの外に出られる開放感は相当なものだろう。WeChatのTLを見ていたら、さっそく遊びに行く相談があちこちで始まっているようだ。

今日は金曜日ということで、毎週恒例の研究グループのミーティングと学生との研究打ち合わせの日だった。お昼休みの後から3時間ぶっ続けてミーティングをやったので、喋り過ぎで若干喉が痛くなった。うちの学生さんたちはみんなよく頑張っているので、来年は豊作になりそう。

しかし、入学当初は英語が苦手だった学生さんと毎日英語で話していると、徐々に英語が流暢になっていくのが分かって面白い。うちのグループに来たら、セミナーも議論も強制的に全部英語でやることになるから英語を使う機会は他のグループで中国人の教員についている学生よりは格段に多くなる。話す相手が日本人でも、使う機会が多ければ英語は上達するようだ。

夜、スマホをいじっていたら、まとまったお金が中国銀行の口座に振り込まれていることに気がついた。どうやら、去年の夏に申請した広東省の高度人材向け所得税減税の還付金がようやく今頃になって振り込まれたらしい。どういう審査が行われていたのか不明だが、申請から振込まで実に8ヶ月以上もかかったことになる。この減税はコロナ禍に対応した措置とのことで、確かに今の状況で一時帰国するのに最低限必要な程度のお金が返ってきた。


中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、リードシートIII