2014年7月16日水曜日

【第10回】 エカテリンブルクへの引越代金見積、その1

<<<筆者注:この記事はウクライナ侵攻前に執筆したもので、現在のロシアの状況を反映したものではないことにご注意ください>>>


第8回で触れたように目下エカテリンブルクへ引っ越しするための業者を探しています。9社ほど問い合わせて、2社がメールで送った情報を元に具体的な値段を示してきました。もう2社は、直接自宅で荷物を見てから見積額を出すという話です。とりあえず2社が具体的な値段を示してきたましたので、それぞれの情報を簡単にまとめておきたいと思います。

見積に際してこちらから提示した荷物の詳細は以下のとおりです。


荷物の内容
  • ダンボール大約16個
  • ダンボール中約16個
  • ダンボール小約10個
  • 健康器具(ロデオマシーン)
  • 折りたたみ式簡易机×2
  • 布団×2
  • マットレス×2

これを「船便のみ」を使いdoor to doorで、私が仮住まいしている千葉県我孫子市からロシアのエカテリンブルクへ運ぶ場合の値段を算出してもらっています。(梱包材などは値段に込、現地での通関書類準備中の荷物保管料金は別料金です。)


業者1: 株式会社 日新
荷物の体積の見積もり: 6.0 m^3 (立方メートル)
費用(概算):xxx円(見積が出揃うまで金額は伏せます)
現地輸入関税:全体重量×EUR 4.0 (概算:6 m^3=550KGSを仮定し、Euro2,000)

業者2: 株式会社 パシフィック リンク インターナショナル
荷物の体積の見積もり: 9.0 m^3 (立方メートル)
費用(概算):xxx(見積が出揃うまで金額は伏せます)
現地集関税推定: 1200kgs程度と推定した場合、1200kgs x EUR4.00/kg = EUR4,800

追記:
以上の2社に関しては、現地輸入関税について免税通関が適用される条件などは示して
もらえず「関税が高いですので荷物を極力減らることをおすすめします」というメールが
送られてきました。しかし、日通からは以下の様なメールを貰っています。


日通営業担当者: ロシアでの通関ですが、免税通関か課税通関のいず
れかとなります。免税通関は《ロシア外務省発行のDiplomat cardもしくは、Yellow card を取得している場合」または、「航空便の
重量が30kgs以内で、ロシア赴任後最初の貨物の場合》となり、
その他はずべて課税通関となります。
私達の場合は、始めてのロシアへの引越で航空便も極力減らそうと思っているので、おそらく免税通関が適用されると考えられます。

それにしても想像していたよりも値段がかなり高い。アメリカのイリノイ州の片田舎から引っ越した時でも20万円程度でしたから、この見積額はメジャーな地域への引越に比べるとかなり高いと思います。まだまだロシアに引っ越す日本人が少ない証拠なのでしょう。