2022年1月31日月曜日

【日記】2022年1月30日(日) 、ベイエリアに寒波到来、年度末ボーナスの支給、計算機実習室のネット規制

寒波が来たようで今朝は10℃近くまで冷え込んだ。南国でこの気温になるとけっこう体感的には寒い。ロシアにいた頃はマイナス10℃位がちょうどよいと思っていたのだからえらい違いである。この北国と南国の体感気温の違いは中国国内でも話題になるようで、北の方からベイエリアに来た人は、ベイエリアの冬の方が自分の地元よりも寒いという人が多い。まぁ、原因は明らかで暖房設備と建物の構造の違いだ。ベイエリアの建物は、暑い夏を乗り切るために最適化されているため、冬の寒さには滅法弱い。

北米の共同研究者に、あちらが年末休暇に入る前にお願いしていたモデル計算の初期結果が今朝返ってきたのだけれど、今度はそれと入れ替わりでこちらの担当ポスドクさんが春節期間に入ってしまった。特に急ぎの案件ではないので仕事が多少遅れるのは別に良いのだけど、ビジネス系の人なんかはこういう休暇期間のズレに対する対応が大変なこともあるのだろうとふと思った。

去年までは、職場で行われる年末業績評価のために、教員各自で業績リストを作って提出していたのだけど、今年は学内で管理されているデータベースから自動で業績リストの一部が生成されるようになったので少し時間の節約になった。事務処理システムも年々進化している。

銀行アプリを開いたら、昨日付で年末ボーナスが振り込まれていた。赴任1年目は論文なし且つティーチングなしだったので、もらったボーナスは学部生の研究指導に対する約7000円のみだったけれど、今年は幾らとは言わないけれど人様並みにはいただけた模様。

職場に来てみたら今日は院生部屋の電気が完全に消えていた。珠海市から中リスク地区が消えたので、もしかすると帰省できるようになった学生さんが増えたのかもしれない。

キャンパス内に「春節ツリー」が登場していた。しかし、今日は風が強くてツリー周りの植木鉢が幾つかひっくり返っていた。

キャンパス内の春節の飾り付け(春節ツリー)

目下、新学期に向けてデータ解析実習の課題を考えている。実習中に参照するように指示する予定のWebサイトが(ネット規制によって)計算機室のパソコンから見えないといろいろ厄介だなと思っていたが、どうやら実習室のパソコンは「ググれる」ようなので問題なさそう。

Googleが使用可能な実習室のパソコン

天文関係の解析ソフトを動かすためのLinuxサーバーが実習室に導入される予定だったのだけど、コロナの影響で間に合わないので私が使えるソフトはAnacondaとMS-Officeのみ。まぁ、なんとかするしかない。

データ解析実習に参加する学生はものすごく能力に格差があるそうで「できる学生を毎回4時間飽きさせないように課題を準備してください」という指示が出ている。というわけで、一方ではJupyterの使い方から始めて、ハイエンド層の学生向きには「これが出来たら一緒に論文書こうね」ぐらいのところまで考えている。


中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、管理人や医師と会話実践

ピアノ練習

SimplyPiano、リードシートIII

2022年1月30日日曜日

【日記】2022年1月29日(土) 、春節前の振替平日はのんびりムード、最近のロシア情勢についての感想

本来なら今日は勤務日(振替平日)なのだけど、既に大学の春節前の公式行事は全て終了しており、年度末ギフトを配るため出勤している秘書さんも午前中には退勤するとのことなので、休養のため一日家で過ごすことにした。

家でネットニュースを眺めていて、やはりかつて住んでいたということもありロシアの動向が多少気になってしまう。ロシアに対する私の気持ちは複雑である。素晴らしいロシア人とも大勢出会った一方で、組織や社会システムと相対するときや、組織を代表するような人間に接するときなどに、本当に不愉快極まるような経験を何度もした。

中国に移籍してから2年と少しになるが、中国とロシアの両方で働き、なおかつ生活した視点からこの2つの国を比較したとき、何が違うかと言うと、いろいろ違うことはあるのだけれど、明確な違いの一つとして、自国の人間以外の外国人に対して、どの程度利益を与えているか、その度合いが大きく違うと思う。中国については様々な議論はあるにせよ、外国人に多くのビジネスチャンスを与えていることは疑う余地のないところだろうし、私のような外国人研究者対して夥しい数の研究職や研究費を提供していることも事実である。一方のロシアも、外国に与えている利益がゼロとは言わないが、中国と比べるた場合、その度合は少ないと言わざるを得ない。むしろ、逆に外国に対して不利益を与えている場面の方が最近では目立つように思われなくもない。

ロシアに住んでいたときに私達夫婦の生活をサポートしてくれていた若いロシア人の言葉を最近時々思い出す。彼は「私は現政権を支持しません。理由は現政権が、ロシアが外国から嫌われるような政策ばかりを選択するからです」と言っていた。この言葉を聞いてから3年ほどたつが、国際政治の舞台におけるロシアの態度は相変わらずのようだ。


そういえば、妻がロシアで日本語を教えていたとき、日本語教室の生徒さんに練習問題として「タイムマシンがあったら未来に行きたいですか、それとも過去に行きたいですか?そしてその理由はなんですか?」という質問をしたそうだ。その時、教室に来ていた高校生の女の子の答えが印象的で、「未来に行きたいです。なぜなら100年後にロシアが存在しているかを知りたいからです」というものだったそうだ。果たして100年後、ロシアは存在しているのだろうか。いや、しかし、最近の動向を見ていると、100年後だと日本の存在も危なそうな気がしないでもない。


中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、中級III

2022年1月29日土曜日

【日記】2022年1月28日(金) 、中リスク地区が消滅、春節前最後の教授会、エクストラな年末ギフト

ようやく珠海市でも中リスク地区が消滅し、行程卡の「*」が消えた(中高リスク地区を含む都市名の前に*が表示されう)。珠海市内に中リスク地区がある間は、市街に出るに際して48時間以内のPCR検査陰性証明が要求されていたが、今日からそれは必要なくなる。しかし、中国全体ではまだ厳戒態勢が続いており、行先によっては依然としてPCR検査の陰性証明が必要となる。

都市名の前についていた「*」が消えた行程卡

今日は春節前最後の学科教授会がオンラインで開催された。一年の最後ということで様々な項目のまとめや来年の委員決め等を行ったので2時間以上と長い会議になった。次の1年に予定されている大きな動向としては、中国宇宙望遠鏡地域センターの本格始動とそれに伴う職場ビルの引っ越しが挙げられる。現在中山大学の天文学科は重力波検出実験プロジェクトの研究センタービル内に居候しているが、6月に中国宇宙望遠鏡ベイエリア地域センタービルが完成するとそこに引っ越しする予定となっている。目下、最後の仕上げの工事が行われているが、外観を見ていると非常に強大な建物だ。これから、さらに50人ほどの教員を雇用する予定で、それぞれが10人程度の学生、ポスドク、研究員等からなるグループを作って仕事するのだからビルが巨大になるのも当然の話しではある。中国宇宙望遠鏡ベイエリア地域センターは共同利用研究機関で、ビジターが長期間滞在して仕事するための施設や、装置開発用の実験室等も作られる予定だ。

中国宇宙望遠鏡ベイエリア地域センターのビルの完成予想図

会議中に秘書さんから連絡が入った。「ギフトを配布するので取りに来てほしい」とのこと。今年は、既に年末ギフトを職場から2箱もらったのだけど、さらに追加でくれるらしい。今度はフルーツ、お菓子、飲み物、焼き菓子等々をくれる模様。秘書さんの説明によると、このエクストラなギフトには、コロナ規制で大変だったことに対する「ご苦労さま」的な意味があるようだ。教員だけではなく、帰省できなくて居残っている学生さんたちにもギフトが配られている。


中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、中級III

2022年1月28日金曜日

【日記】2022年1月27日(木) 、空き地で作られる野菜、マスクを追加発注、キャンパスで越年する学生さんたち

うちの近所の地区はまだ多くの土地が開発中で空き地が多くある。他の街から孫の世話などで来た年配の人が、そういう空き地に入って勝手に野菜を作っているところをしばしば見かける。かなり大規模に作っている人もいて、そういう人は路上で自分で作った野菜を売っていたりする。私は買ったことはないけれど、地域住民のSNSグループ上では、安くて美味しいということで評判になっている。しかし、値段の付け方はかなり適当なようで、SNSグループ上で「今日は白菜が2元だった!」「え、私には5元で売ってきたよ!」みたいな情報交換が行われていることもある。

人の土地に入って勝手に野菜なんか作って大丈夫なのかと思うが、マンションの工事現場なんかは結構おおらかなようで、畑の収穫が終わるまでは畑の土地には手を付けないで、他の場所から作業を進めていたりする光景を見かける。工事現場以外にも、使用されていない軍用地なんかでも野菜を作っている人がいる。軍用地の方は情け容赦がなく、見つかり次第、容赦なくブルドーザーで畑を潰されているようだ。しかし、見回りに来るのは年に1-2度のようで、畑を潰されてもしばらくするとまた畑ができていたりする。野菜を作っている中国人もなかなかしたたかだ。

しばらく前に医療用の「耳が痛くならないマスク」を箱買いして、これだけあれば使い切る前には収束するだろうと思っていたけれど、今日再び4箱通販で発注した。ここしばらく防疫規制が強化されているためか通販商品の配達が遅れることが多くなっているが、マスクに関しては今朝注文してその日のうちに配達された。マスクの配送には特別の配慮があるのだろうか?

規制の様子を見ながら、もし行けそうなら帰省すると言っていた研究グループの学生さん、結局帰省できずに今年の春節は大学で越年するそうだ。防疫規制強化で春節期間中学食が完全にクローズしており、友達どうし連れ立ってキャンパス外に食事に行く居残り組の学生を大勢見かける。


中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、中級III

2022年1月27日木曜日

【日記】2022年1月26日(水) 、まだまだ強化される防疫規制、キャンパスで越年する学生さんたち、新学期の講義準備開始

新規の市内感染者がここ2日ほどゼロにとどまっており、そろそろ珠海市の状況も数字上は収束へ向かいそうな気配が出てきた。しかし、防疫規制の方はまだ強化されていくフェーズにあるようだ。

例えば、今日から病院を受診するために48時間以内のPCR検査陰性証明が要求されるようになった。救急患者は除外されるとのことだが、よその街では陰性証明がない救急患者の受け入れに関してトラブルがあったようだし、若干心配ではある。あと、妻が時々行っているスーパーでも健康コードの提示を求められるようになったとのこと。このスーパーは、これまでコロナ規制に関してはかなり対応が緩く、健康コードの提示は一度も求められなかった。しかし、この対応の変わり方を見ると、市当局からのプレッシャーが相当強いのだろう。

大学の方は、多くの学生さんが帰省してかなり人が減ったが、その一方で、今年は強力なコロナ規制のため大学に居残っている学生さんも少なくない。通常の春節期間であれば、居残りの学生さんのために学食が学期中よりも規模を縮小した形で営業されるのだけど、今年は規制の一環で完全にクローズしており、学生さんたちはキャンパス外に食事に行かなくてはいけない。キャンパスが広いので毎日食事するのもなかなか大変な作業だと思う。

同じ研究グループの同僚の学生さん(博士1年)が、私も共同研究者として参加している研究の初期成果を論文にまとめたとのことで原稿が回覧されてきた。ざっと見た感じ非常によく書けている。昨年9月に入学して既に論文を1本仕上げるとは素晴らしい仕事ぶり。細かな修正は指導教員である同僚がやるだろうから、ちょこっと気がついたことをコメントしておいた。

私の方は今週から、封鎖管理されていた間に滞っていた新学期の講義準備に全力を上げている。また新しい科目を担当するので、ネタ本を勉強するところから作業を開始しなくてはいかないので時間がかかる。学部の講義は講義規定がうるさいので、準備が遅れると非常にストレスなのだけど、一度準備を初めて作業に没頭すると楽しくなってくる。根本的なところではティーチングは嫌いではないようだ。


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単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

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SimplyPiano、中級III

2022年1月26日水曜日

【日記】2022年1月25日(火) 、ようやく封鎖管理終了、当たり前の光景に感じるありがたみ、職場はすっかり春節モード

封鎖管理開始から8日目の朝。起きてすぐにWeChatを確認したら居民委員会から封鎖管理解除の通知が届いたとの一報が管理会社から入っていた。WeChatの住民グループには红包や爆竹のステッカーが飛び交っている。取り敢えず一件落着。

居民委員会から届いた封鎖管理終了の通知

封鎖が終了したので一週間ぶりに出勤した。防護服を来た門番のいない全開の玄関ドアみたいな普段なら当たり前の光景にありがたみを感じる。

全開の玄関ドア

久々に職場に来たら正月の飾り付けがされていた。封鎖管理されていた間に職場は完全に休暇モードに入っており、ほとんど人がいない。

職場玄関の正月飾り

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単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

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SimplyPiano、中級III

2022年1月25日火曜日

【日記】2022年1月24日(月) 、自宅マンション封鎖管理7日目、管理会社の大きな負担、5回目のPCR検査終了

自宅封鎖管理7日目。マンション内に2人目の濃厚接触者が見つかって隔離ホテルに移されてから今日で3日目。今日行われるPCR検査で住人全員の陰性が確認されれば開放されるはずだがどうなるか。

SNSグループ上で「いつ開放されるんだ?」という質問が管理会社に投げられているが、例によってこの質問に対する管理会社からの返事はない。これまでの私の理解では開放の通達は「居民委员会」を通して一方的に入ってくるので、管理会社は開放時期についての質問には答えたくても答えようがないようだ。

今日のPCR検査の結果が出たら健康コードアプリの検査結果ページのスクショを管理会社に送るように指示が来た。3日連続で陰性であることが分かるようにスクショをとる必要があるが、これがスマホの機種によっては難しい場合がある。操作方法が分からない家庭に対しては「お互いに画面の写真をとって写真を送ってください」とう指示が出ている。

午前11時までに検体採取終了。

管理会社の公式WeChatアカウントに封鎖管理中の活動がまとめられていたが、買い物、ごみ処理、建物の消毒、毎日行われるPCR検査の管理、問い合わせや苦情の対応等々、本当にものすごい負担だと思う。この余計な業務について国から何か補償は何かあるんだろうか。封鎖管理が発生した棟の管理人は多分封鎖中ほぼ寝てないように思う。

封鎖管理でずっと家にいるとどうにも生活のペースが乱れてしまい仕事のペースが落ち気味だったのだけど、ようやく今日から新学期の講義準備に着手した。出遅れてしまったので、だいぶ頑張らないといけない。

封鎖後5回目のPCR検査の結果が入ってきた。無事陰性だった。すぐに結果ページのスクショを管理会社に送った。これで開放となるか。(もうこれ以上の再封鎖は勘弁してほしい)


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単語と例文の暗記(10分程度)

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2022年1月24日月曜日

【日記】2022年1月23日(日) 、自宅マンション封鎖管理6日目、議論の余地無しで諦めモードに、階段で運動する人々

自宅封鎖管理6日目。昨日の朝の時点では、市当局に苦情の電話を入れた人が役所の反応をSNSグループにシェアするなどの動きがあったが、役所の返事は「さらに3日の封鎖管理が必要」の一点張りで、結局それ以上抵抗する人は現れず、苦情を入れていた人も諦めモードに入ってしまったようで、夕方にはSNSグループは静かになった。

苦情の電話を入れる人がいる一方で、「市当局や他の住民に迷惑がかかるような行動は慎みましょう」と行動を嗜める人も散見された。SNSグループ上では時々議論がヒートアップしかけるが、全体的には理性的に意見交換が行われている。

運動不足解消のためにマンションの階段を登ったり降りたりする人がたくさんいるようで踊り場の方から時々物音が聞こえてくる。自宅で運動できるように環境を整えておくこともコロナ禍の時代には必要だろう。

検体採取終了後、検査記録をまとめている管理会社の管理職に検査終了の報告を行った。検査官がつけている記録と各部屋が自己申告した検体数が合っているかどうかを管理会社の方で毎回確認しているようだ。

各階の検査は同時に行われるので、うちの家が検体採取のためドアをあけている間、となりの家もドアを開けているのだけど、両方のドアが空いている間隙をついて、となりの家が飼っている犬がうちの家に上がり込もうとしてきた。上まで上がり込まれるとやっかいなので、検体採取されながら必死に足でブロックした。犬もかなり運動不足なようで、かなりの勢いで、はしゃぎ回っていた。

市当局から封鎖管理下の家に100元分の食料が配られるというニュースが昨日出ていたが、うちの小区は対象外ということが分かり、これに対しても市当局に対する不満が出始めている。想像するに「濃厚接触者が出た場合に行われる3日間の封鎖管理に関しては自宅にある備蓄で足りるでしょ」みたいな考えに基づくルール設定なのだろうと思う。しかし、3日間の封鎖管理が偶然連発したら備蓄では足りなくなる。うちのマンションでは想定外の事態が起こったということなのかもしれない。

外卖に関する新たな通達が市当局から出た。生モノや熱を加えていない料理の提供を停止、非接触で配送を行う等々。しばらくお寿司はお預けになりそう。

今夜の夕食。管理会社に買って来てもらった野菜とストックしていた餃子とキムチを水炊きにして味噌で味付け。前向きに考えると、封鎖管理は冷蔵庫の中を整理する良い機会でもある。今日ようやく珠海で市内感染がゼロとなった模様。このまま収束していただきたい。

今夜の封鎖管理メシ

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単語と例文の暗記(10分程度)

2022年1月23日日曜日

【日記】2022年1月22日(土) 、自宅マンション封鎖管理5日目、市当局に対する強烈な不満、ボヤ騒ぎ勃発

本来なら今日の朝封鎖管理から開放されるはずだったが、昨日の日記にも少し書いたとおり、昨夜午後9時ごろに状況が急変した。12日に感染者と濃厚接触していた人が同じマンション内にいるという通知が新たにCDSからあり、その後、すぐに建物が再度封鎖管理下に入った。

というわけで自宅封鎖管理が期せずして5日目に突入。当たり前だが、住民グループから強烈な不満が出ている。CDCの説明によると昨日までの封鎖は16日に発生した濃厚接触が原因だったが、今日からの封鎖は12日に発生した濃厚接触が原因とのこと。「なぜ時間を遡って昔の濃厚接触が封鎖の対象になるのか」というのが不満の主因だ。

役所が業務を開始する時間となり、住人の一部が防疫関係の窓口に状況確認の電話を入れ始めた。電話の内容がSNS上で逐一共有されているが、今のところ役所の返事は「封鎖管理の必要がある」の一点張りのようだ。

例によって住民の間で誰が濃厚接触者なのかという個人情報は既に共有されている。しかし、SNSグループのTLを見ている限り、特に個人の責任を追求するような発言はなく、濃厚接触者を出した家の住人がSNS上でその後の検査結果等について情報を随時共有しいる。

濃厚接触者の家族から共有されて情報によると、12日の濃厚接触者は12日以降既に6回のPCR検査を受けており、全ての検査で陰性が確認されている。また、濃厚接触者は昨夜のうちに隔離ホテルに強制的に移され、そこですぐに咽頭拭いと鼻腔拭いの2つの方法でPCR検査が行われ、両方の検体とも陰性が確認されたとのこと。さらに自宅環境の検査も行われ、それも陰性だったようだ。

濃厚接触者が出た家庭に対しては「情報を共有してくれてありがとう」「一緒に頑張ろう」という発言がSNSグループで多く流れている。中国語を理解できない外国人住民に対しては、英語を話す住人がSNS上で状況を説明している。住民感での軋轢は発生していない。非難の矛先は基本的に行政に対して向いている。ただ、これについても「今、この大変な状況で市当局を激しく避難することは多くの人に迷惑をかけることになる」と嗜める人が複数いる。

今日も珠海市で市内感染が1名新たに見つかったようだ。市の広報によると、感染者が見つかると感染者だけでなく濃厚接触者も隔離ホテルで全員集中隔離される模様。さらに、濃厚接触者が長時間滞在した建物は封鎖管理されるので、1人の感染者が見つかるだけで、連鎖的にかなりの人数に影響が出ることになる。

昨日と一昨日はマンションの外でPCR検査の検体採取を行ったが、今日は検査官が戸別訪問して玄関先で検体採取を行った。過去9日間で7回目のPCR検査だ。

さすがに封鎖管理も5日目ともなると食料のストックが尽きてきた家庭が多いようで、食べ物関係の問い合わせがSNSグループに数多く投げられている。今日買い物を頼むと配達は明日になるとのこと。外卖(デリバリーサービス)は利用しても良いらしい。

検査状況を集計しているボランティアに検査済みであることを報告し、夕食の手配方法を管理会社に確認した後、2時間ほど昼寝して再びWeChatを見たら数百の単位で着信が溜まっていた。今度は何事が起こったのかと思ったら、なんと「ボヤ騒ぎ」のようだ。玄関先に出てみたらたしかに煙い。

目下、各家庭から出たゴミは玄関先に出しておくと管理会社が一日一回のペースで回収してくれることになっているのだけれど、どうやらある家庭(SNS上では特定済み)が出したゴミから発火したようだ。既に管理会社が消火し大事には至らなかったが、もし大規模な火災に発展していたらと思うとゾッとする。(現場検証により、発火原因はタバコの不始末であることが分かった。)

SNSで共有されたボヤ現場の様子

ボヤ騒ぎとの関連は不明だが、エレベーターから異音がするという話が出ている。封鎖管理された状態で、火事やエレベーターのトラブルが起こった場合、行政はどのように対応するつもりなんだろうか。

市政府が封鎖管理中の家に100元分の食料を配り始めたというニュースがSNSグループに流れて来た。うちのマンションが対象に入っているのか不明だけど、生鮮食品が貰えるなら嬉しい。


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単語と例文の暗記(10分程度)

2022年1月22日土曜日

【日記】2022年1月21日(金) 、自宅マンション封鎖管理4日目、まさかの事態急変、封鎖管理延長決定

自宅封鎖管理4日目。昨日までは1階ロビーに荷物を受け取りに行ったりしていたが、昨夜、管理会社から「21日は戸別に封鎖管理するので自室から丸一日出ないように」という通知があった。昨日、一昨日と1階ロビーでPCR検査の検体採取を行っていたが、今日の検体採取方法については後から知らせるとのこと。

イカの写真は、昨日の朝PCR検査の検体採取で建物の外に出たときに撮った写真。建物の周りの通路が封鎖されている様子が写っている。検査のとき以外、建物のドアが外からチェーンロックで施錠されており中から開けることはできない。さらに、ドア前には門番が常に張り付いている。

封鎖管理されている建物前の様子

封鎖管理の原因となった濃厚接触者の部屋番号や検査に来なかった人(開放の遅れにつながる)の部屋番号は全て公表されている。個人的にはトラブルの原因にならないのかと心配してしまうが、SNS上での交流を見ている限り、個人の責任を追求する声は出ていない。

日本だと「ルールを守らない人がいるから封鎖が解除されない!」とルールを守らない人に怒りの矛先が向きそうな場面でも、「ルールを守っている人の封鎖を解除しろ!」(ルールを守らない人にはあまり興味がない)みたいな怒り方になるのが興味深い。

結局、今朝は自室の玄関先でPCR検査の検体採取を行った。これで過去8日間のうち6日間PCR検査をやったことになる。封鎖管理も既に4日目。いつ開放されるのやら。

居民委员会からの通知で、過去3日の陰性がそろった部屋から順次開放されるとのことで、私のところは明日開放される予定だったが、夜22時ごろ事態が急変した。

1月12日に感染者と濃厚接触していた人がマンション内に新たに見つかり封鎖管理が延長されるという通知が来て、一時的に開放されたビルの入口が再び封鎖された。濃厚接触者はずっと建物内にとどまっていて、その間6回のPCR検査を受けて全て陰性が確認されている。

1月16日の時点で発生した濃厚接触が原因で行われた封鎖管理が終了したマンションに対して、1月12日の濃厚接触を理由に再び封鎖管理を行うのはあまりに不合理だという事でかなり強烈な不満が住民から出てきている。

さて、事態はいったいどのように展開するのか。


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単語と例文の暗記(10分程度)

2022年1月21日金曜日

【日記】2022年1月20日(木) 、自宅マンション封鎖管理3日目、仕事に集中できない、難航する検査記録の集計

自宅封鎖管理3日目。昨日PCR検査を受けなかった人がいることについて、住民のSNSグループで意見の交換が行われている。しかし、初日に戸別訪問で検体採取に来た検査官が「明日また来る」と言って帰ったのだから、違う場所で検査をしたら、検査から漏れる人が出るのは当たり前。うちも何の連絡がなかったので2日目に検査を受けることができなかった。

封鎖管理下で入ってくる連絡は突然来る上に強制力が伴うものも含まれており、なかなか家で仕事しようと思っても、封鎖管理関連の連絡に遮られて集中できない。封鎖管理を経験する前は、封鎖されたら家で仕事に集中できると思っていたが、実際はそうでもない。もっと長期間の封鎖になると状況が異なるのかもしれないが、短期間の場合は封鎖管理関連の連絡対応で時間が潰される。今日も朝から晩まで本業のオンライン会議が入っているのだけど、いったいどうなることやら。

「しっかり防疫ルールを守らないと、他の隔離場所ではルール違反で自宅から隔離ホテルに強制的に移されたところもありますよ」みたいな情報をグループチャットに流している人がいた。ニュース記事が添えられているので本当のことらしい。

今日も朝のお勤めPCR検査に行ってきた。封鎖管理中は検査のときだけ屋外に出られる。しかし、道路にバリケードが築かれており、それより外には行けない。検査ついでに外で日光浴をしている人が散見された。

PCR検査用の検体入れ

犬を飼っている人たちは検査のときに犬を連れてきて、しばらくバリケードで囲われた狭い場所で犬に散歩させていた。今日は昨日頼んでいた買い物を検査のときに受け取ることができた。

朝からオンライン研究会に参加しているが、自分がトークしているときに検査するからすぐに出てくるよう管理人から急かされ、集中を欠いてひどい発表になってしまった。

それぞれの家庭にいろいろな事情があり、突然「今すぐ検査に出てきてください」と言われても対応できない人もいる。昨日は外に出て検査を受け(られ)なかった人を無視して検査官がさっさと帰ってしまったが、今日は住人の要請で、帰る前に検査を受けていない人を戸別訪問している模様。

世帯内でPCR検査を受けた人数を報告するときに「人」という漢字をタイプできない外国人世帯が、スラッシュとバックスラッシュを組み合わせて「3/\」などと書いていた。アルファベットの国から中国へ来た人は大変だと思う。

今年は春節に帰省しないで大学に居残る大学院生がものすごく多いようだ。天文と物理だけでも52人の院生が大学に居残るとのこと。

住人全員がPCR検査を受けたかどうか確認するために、検査した人はWeChatグループで自己申告することになっているのだけど、この方法だと当然ながら申告し忘れる人がいる。「帳尻が合いません。申告を忘れていませんか?」という確認が何度も舞い込んでくる。

「いつ開放されるのか?」という質問が何度となく住民からWeChatグループに投げられているが、結局のところそれは「お上」が決めることなので、管理会社も含めて、誰もはっきりしたことは分からない模様。

「閉じこもっている」ことと「閉じ込められている」ことの間には心理的に明確な違いがあるなぁ、というのが封鎖管理三日目の感想。

「検査結果のスクリーンショットを提出してください」という要求に対して「うちは老人家庭でそういう事を言われてもどうすれば良いか分かりません」という反応が出てくるのは普通にある話だと思うけれど、そこですかさず「ボランティア」が動いて問題を解決してしまうところに中国の組織力を感じる。


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単語と例文の暗記(10分程度)

2022年1月20日木曜日

【日記】2022年1月19日(水) 、自宅マンション封鎖管理2日目、野菜を入手、同僚たちから舞い込む励まし

自宅封鎖管理二日目。三日連続珠海市内全数PCR検査の期間は昨日で終了したが、市の広報によると今日も市内の多くの地区で継続して全数検査を実施するとのこと。私は封鎖管理下にいるので当然今日も検査の対象となる。

昨日、自宅玄関前に検査官が来てPCR検査の検体採取を行ったのだけど、その場で大慌てで検査アプリに個人情報を入力したので誤記入していないかが少し心配だった。朝健康コードアプリで検査結果を確認したら、きちんと陰性との結果が出ていて安心した。

現在珠海市発の公共交通機関の多くが防疫規制で運行停止しているため、WeChatのモーメンツを見ていると、学生さんたちが帰省の移動で四苦八苦しているようだ。「省内を移動するのも大変!」とのこと。

野菜のストックが減ってきたので管理会社に買ってきてくれるようリクエストした。リクエストに対して「明日届けます」という返事が返ってきたが、その後程なくして「買ってきたので1階までとりに来てください」との連絡が来た。

以前、広州で封鎖管理されている人たちのYouTube動画を見ていたら政府が無料で食料を配っていたので、この野菜も無料なのかとチラリと思ったが、残念ながら無料ではなかった。濃厚接触者が出た場合の予防的な封鎖管理と感染者が出た場合の長期の隔離では対応が違うのかもしれない。料金は、電子決済でサクッと払った。こういうときに電子決済は便利だ。

管理会社に買ってきてもらった野菜

注文していた野菜をとりに1階に降りたら、マンション内の外国人が集められてPCR検査の検体採取が行われていた。なぜ私は呼ばれていないのかよくわからない。(後から気がついたが、これは私も受けるべきPCR検査だった。管理会社の手違いで連絡が来なかったようだ。)

封鎖管理関係の情報を伝えるためのWeChatグループに加入するように管理会社に促されれすぐに加入。ようやく情報がまともに得られるようになった。グループチャットの情報によると、明日と明後日、さらにPCR検査が実施されるとのこと。

グループチャットに、3日連続で住人全員のPCR検査陰性が確認されたら開放されるという情報が流れていた。PCR検査を受けていない人がいると解放が遅れるらしい。

封鎖管理二日目となり職場の同僚達から「大丈夫か?何か困ったことがあったら何でも言って」というメッセージがいくつも舞い込んできた。こういうときは現地組織で働いている心強さというものを感じる。

午後5時半までに買い物を管理会社に依頼しておくと翌日の午前中に届けてくれるとのことで食品を少し注文した。買い物も検査も初日は手際が悪かったが、今日は少しましになってきた。


中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、中級III

2022年1月19日水曜日

【日記】2022年1月18日(火) 、自宅マンション封鎖管理1日目、封鎖管理は突然に

朝、自宅マンションから外に出ようとしたらドアが施錠されており、まさかと思って管理会社に連絡したら、なんとマンションが「封鎖管理」下に入ったとのこと。とりあえず、三日間は外に出られない模様。

とりあえず、職場に連絡。しかし、講義は既に終わっているし、今週はじめの時点で全ての会議がオンラインに変更されているため、実質的に仕事上は何の問題も発生しない。唯一問題なのは、仕事が遅い学生さんに直接発破をかけられないことくらい。

「必要な食料品があれば買ってくるのでリクエストしてください」という連絡が管理会社から来た。

宅配便の荷物をいくつか待っていると管理会社に連絡したら「嗯嗯」とだけ返事が来た。まぁ、多分受け取れるのだろう。時間はかかりそうだけど。

当たり前ではあるけれど「封鎖しますよ」みたいな予告は一切なしで突然封鎖された。報道では封鎖管理なんてありふれた話ではあるが、実際に自分の身に降り掛かってくるとそれなりに大きな出来事ではある。

封鎖するという予告はなかったが、封鎖される兆候はあった。昨日、自宅の建物の前で防護服に身を包んだ人を発見して、不穏に思っていたのだった。

今ハタと気づいたが、生ゴミはどこに捨てればよいのだろうか。さっそく管理会社に質問。やっててよかった中国語学習。

宅配便は建物1階で受け取ることができた。管理会社が荷物を受け取って入り口近辺に部屋ごとに分別して並べてくれていた。顔見知りの管理人さんが防護服を着て任務にあたっていたので「辛苦你了!」と声をかけておいた。

防護服を来た管理人さんに「辛苦你了!」と言って「没事没事!」と返ってくるのを聞いていたら、なんとなく北海道弁の「なんもなんも」を連想してしまった。

封鎖管理されている玄関先に防護服を着た人が来て、PCR検査の検体採取をして帰っていった。プール式ではなく個別採取で方法は咽頭拭いだった。いつものプール式の大規模検査と違って、検査アプリの個別検査モードを使うため、情報登録に少し手間取ってしまった。明日再び検体採取に来るとのこと。

ゴミをどうやって捨てればよいか管理会社から返事が返ってきた。玄関前に置いておけば管理会社が回収してくれるとのこと。この返事を聞いて妻曰く「隔離生活って楽チンじゃん」とのこと。

建物が封鎖されている事自体はストレスではあるが、それを補うためのサポートを徹底してやってくれている感じはする。しかし、まぁ、自宅だから良かったとは思う。オフィスとか買い物先のスーパーとかで封鎖されるとかなりきつそう。


中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、管理人や医師と会話実践

ピアノ練習

SimplyPiano、リードシートIII

2022年1月18日火曜日

【日記】2022年1月17日(月) 、分角秒角フィートとインチ、市内全数検査二日目、不穏な防護服の影

天文学入門コースのクラスにいた学生さんから「なぜこんなところに分角(’)と秒角(”)が出てくるのか解りません。ご意見を伺いたいです」と何かの教科書のスキャン画像が送られてきた。留学経験のない中国の学生さんはフィートやインチといった単位に馴染みがないようだ。

出勤時、自宅の建物の前で防護服に身を包んだ人を発見。不穏だ。

今日は珠海市内三日連続全数PCR検査の2日目だ。コロナ禍勃発以降、なんどとなく市内全数検査が行われてきたが、三日連続で検査を受けないと健康コードが黄色になるとのことで、今まで行われた全数検査の中で一番受けなくてはいけないというプレッシャーを感じる。(健康コードが黄色になると、生活にかなり支障が出る)

大学の検体採取会場

今週予定されていた会議が全てオンラインに変更されたのだけど、他の同僚たちも事情は同じようで、職場のあちこちのオフィスからオンライン会議の音声が聞こえてくる(なんでそんなに大音量でスピーカーから会議の音を出すの、と思ったりもする)。

珠海市の広報によると、市内の感染者がさらに増加して、合計13例となったとのこと。

20日から始まる研究会で座長をするように仰せつかったので、とりあえず担当セッションで発表する人の名前と講演タイトルのピンインを調べた。

依頼されていた大学院留学用の推薦書を送付。アメリカの大学はシステムが良く出来ていて提出しやすいところが多いが、今日の宛先の某西欧研究機関は、猛烈に記入しにくいMS-Wordのテンプレの使用を強制しており、ものすごくめんどくさかった。ここの推薦書をかくのは二度とごめんだ。


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単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、中級III

2022年1月17日月曜日

【日記】2022年1月16日(日) 、ますます厳しくなる防疫規制、少区内に濃厚接触者が出現、3日連続の市内全数検査へ

仕事の進みが遅いため春節直前まで居残って仕事してもらうつもりだった学生さんにすぐ帰省するように促した。想像以上に珠海市の防疫規制が強くなってきており、このまま居残らせると春節に帰省できなくなってしまうかもしれない。

マンション管理会社から一方があり、ついに、うちの小区で濃厚接触者が1人出た模様。その後も、次々にメッセージがマンション管理会社から舞い込んでくる。

管理会社の説明によると、2つのゲートだけを残して小区の門が封鎖されるようだ。濃厚接触者の陽性が確認された場合に直ちに封鎖管理に入る準備だと思われる。

現時点では、濃厚接触者が出た建物だけ封鎖管理下におかれている。封鎖管理下におかれた建物に入ることはできるが出ることはできないようだ。この建物の中にいる人に対しては、向こう三日間の間に2回のPCR検査が行われるとのこと。

濃厚接触がどこで発生したか同僚が市当局に電話して確認したところ、市内のイオンモールだったようだ。そろそろ一度イオンに買い出しに行こうかと妻と話していたところだった。危ない危ない。

今日も再び珠海市内で全数検査をやるということで妻と一緒に大学の検査場まで行ってきた。午前中は検査場が大混雑していたらしいが午後は空いていた。ただ、会場で誘導を担当する学生ボランティアの数が学期中よりも少なく、列が進む速度がいつもよりも遅かった。

午後、珠海市の広報から「今日から三日連続で市内全数検査を行う」という通達が出た。3回の検査が揃わないと健康コードが黄色になるらしい。健康コードが黄色になると、様々な場面で生活に支障が出るので、かなりのプレッシャーになる。ここまでの強制力が伴った防疫規制が敷かれるのは、コロナ禍勃発直後以降では初めてだと思われる。

衆議院議員の河野太郎さんが自身のブログで二重国籍いついて言及したのが話題になっているようだ。以下の部分は研究者に直接関わる内容だ。

「優れた業績を持つ研究者などが研究などの都合などで他国の国籍を得た場合に、国籍の選択を迫ったり、日本の国籍の放棄を義務づけたりすることについても、議論する余地があるのではないかと思います」

個人的には二重国籍はさっさと認めるべきだと思う。日本で十分な研究環境を提供できない(しない)上に、外国へも移籍し難くくしているようでは、日本という国に対してネガティブな感情を募らせる研究者が増える一方だろう。

参考リンク:二重国籍


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単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、中級III

【第二十课】西暦の読み方

 西暦の読み方

1990年:yī jiǔ jiǔ líng nián
2001年:èr líng líng yī nián
2019年:èr líng yījiǔ nián
2020年:èr líng èr líng nián

例文

2005年来了美国。
èr líng líng wǔ nián láile měiguó.
私は2005年にアメリカに来ました。



2022年1月16日日曜日

【日記】2022年1月15日(土) 、中リスク地区が3つ出現、週末も舞い込む推薦書依頼、感情移入するのは沖田艦長

ついに珠海市内に中リスク地区が3つできてしまった。コロナ禍勃発直後の2年前以来の出来事だ。これからどのように防疫規制が変化するのか、どの程度生活に影響がでるのか、まだちょっと見当がつかない。

今日は、同じ学生さんから3年越しの大学院留学用の推薦書をたのまれた。非常に優秀な人なんだけど、過去2年の間、コロナ禍の影響で留学の機会を逃してしまい、今年もう一度チャレンジしたいとのこと。大変な時代だ。

職場からの連絡によると、キャンパス間シャトルバスの運行が停止される模様。来週前半まで期末試験期間のはずだけど、まだ試験が終わっていない科目とか対応が大変そう。

中国の大学のポスドク求人情報を集めたWebページ(博士后招聘网)のリンクが流れてきた。優秀な中国人のポスドクに、うちのグループに加わって欲しいと思っているのだけど、もしかするとこういう中国語のサイトで宣伝した方が効果があるのかななどとふと思った。

参考リンク:博士后招聘网

夕方、ネットに転がっていた宇宙戦艦ヤマトをボケっと眺めていた。今このアニメを見ると沖田艦長に感情移入してしまう。自分だったらこの場面でどういう指示を出すだろうと考えてみたり。検索してみたらところ、第1作の沖田艦長の設定年齢は52歳とのこと。

また別の留学希望の学生さんから推薦書の以来が舞い込んだのですぐに処理。今年もう何度も推薦書を書いている人の追加依頼の場合は、関係性、基礎的能力、パーソナリティー等に関する記述は既にできているので、あとは提出先に応じて若干の調整を行うだけだ。学部生の大学院留学希望者からは大量に推薦書を(しかも、多くの場合〆切直前に)頼まれるので、さっさと作業を終わらせておくのが吉。

昨日全数検査をやったばかりなんだけど、夜になって、明日また市内全数検査を行うという連絡が入った。どうやら、新たな感染者が見つかったようだ。報道によると、今回の感染者から見つかったウイルスはいずれもオミクロン株のようだ。


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単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、リードシートIII

2022年1月15日土曜日

【日記】2022年1月14日(金) 、全数PCR検査実施、次々に運行を停止する交通機関、市内感染者出現

昨日、感染者が見つかったお隣の中山市から封鎖管理される前に珠海に逃げ出す人の動画がSNSに流れていたので、そうなるだろうとは思っていたが、やはり今日、珠海市で全数PCR検査を行うという知らせが入ってきた。学内で感染者が出て閉じ込められないように、職場で検体採取した後はさっさと帰宅した方が良さそう。

来週珠海で開催される予定の研究会に参加してから帰省する予定だった学生さんが昨日今日の感染状況を見て心配しだしたのですぐに帰省するように促した。規制が遅れて春節休みの間大学に閉じ込められたら可哀想。

今日の珠海市の全数PCR検査、中山大学のキャンパス内でも検体採取が行われるのだけど、採取した検体は1時間毎に附属病院に送って随時結果を出すとのこと。つまり、検体採取が始まったら1時間毎にキャンパスが封鎖管理に入る可能性があるということ…。

珠海市を離れる場合、過去24時間以内の陰性証明が要求されるようになった模様。これは検体採取場が混雑しそう。

今の時期、もともと年度末の業務でWeChatの着信が多いのだけど、今日はコロナ関係の緊急連絡が加わって、ずっと着信しっぱなしだ。

向こう一年半の担当希望科目のリストを提出。心配性なので、リストから想像される仕事量を思い浮かべただけで胃がキリキリしてくる。まぁ、ティーチングは実際にやれば楽しいことも多いのだけど。

開始2時間後に検体採取会場に行ったら大した混雑ではなく、待ち時間は10分程度だった。

検体採取会場の列

WeChatに流れてくる情報を見ていると、珠海と他の都市を結ぶ公共交通期間がどんどん運行を停止しているようだ。都市間バスや飛行機が既に運行を停止した模様。鉄道に関しては24時間以内に行われたPCR検査の陰性証明があれば乗車できるようだ。

ハイブリッド形式で開催される予定だった研究会が完全オンラインに変更された。この研究会の開催日が近づくたびに珠海の近くに感染者が出て延び延びになっていたので、もういい加減完全オンラインで開催してしまう方が良いのかも。

感染状況が悪くなって自主的にオンラインに変更したのかと思っていたら、LOCの話によると、会場として予約していたホテルが突如「隔离酒店」に指定されたため、会場が消失したのが完全オンライン化の直接の原因とのこと。

夜、珠海市政府から通達が出て、どうやら全数検査で陽性が出た模様。さて、これからどうなるか。


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単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

2022年1月14日金曜日

【日記】2022年1月13日(木) 、年度末の事務作業が延々と続く、スタッフ相互評価、半年遅れで日本から届いた郵便物

年度末はさまざまな報告書の〆切が集中しているので次から次に細かい事務作業をこなさなくてはいけない。今日は年度末業績報告書を提出した。この報告書は業績をまとめたリスト以外に、今年度自分で自分をどれくらい優秀だと思っているかを4段階で自己評価しなくてはいけない。昨年この報告書を提出したとき、研究業績が自分でパッとしないと思ったので下から2番目の自己評価をつけて出したところ「自己評価が低すぎるので書き直してください」と事務に言われて余計な時間を使ってしまった。それを踏まえて、今年は上から2番目の自己評価を付けて提出した。3年目に入って徐々に状況が分かってきたのだけれど、こういう評価には全て事務側が想定している「相場観」が存在し、それよりも上でもいけないし下でもいけない。

昨年の夏から秋にかけて行われた日本天文学会の代議員選挙の電子投票情報が書かれたハガキが今日届いた。こんな情報はメール等で送ってくればよいものを、わざわざお金をかけてハガキを郵便で送った上に大幅に到着が遅れて実際なんの全く役に立っていない。こういうところを見ても「日本の組織だな」と思ってしまう。

ここ数日、来学期のティーチングのスケジューリングを進めている。学期の後半に面倒な事務仕事が控えているので、春学期は複数教員でシェアして教える科目をアラカルトで、主に学期の前半に担当することにした。

年度末恒例の「スタッフ相互評価」のアンケートが回ってきた。この調査、初年度は少し結果が気になったけれど、メンバー数の多い研究グループに属している人と役職者が明らかに有利なのが分かったので、気にするのはやめた。

アンケートを提出した後、「相互評価はどれだけ面倒な会合に参加し、参加したくもない食事会に参加し、行きたくもない出張に行ったか等が評価される機会ですからね」という注意喚起が上の方からふってきた。ティーチングと研究以外の仕事も評価対象になるのは悪いシステムではないと思う。雑用をこなしてくれる人も必要だから。

夕方、年度末事務作業の合間を縫って研究会のトークスライドをでっち上げた。もう少し綱渡りの日々が続く。今日は12月11日(旧暦)。あともうちょっと。

来学期に実習講義を一部受け持つので、実習室がどんな感じか見学させてもらってきた。全席で学生が一斉に干渉計のイメージングみたいなことをしても大丈夫なようにサーバーを強化するとのこと。しかし、コロナの影響でエンジニアが来れず、学期の冒頭はWindowsだけで乗り越えねばならない。一部の学生はめちゃくちゃ優秀なので、難しい課題を準備しておいた方が良いと同僚に言われた。同僚のクラスでは、サーバーの調子が悪くてIRAFが使えなかったとき、代わりの測光ソフトを自分で作ってしまった学生が複数いたとか。さて、どうしようか。

実習室の様子

ホットプレートを買ったので早速焼肉をしようと思い通販で焼肉用の肉を物色。「日式烧肉片」で検索すると良い感じのお肉がずらっと出てくる。

「日式烧肉片」の検索結果

珠海市の隣の中山市で市内感染者が出た模様。封鎖される前に大量の人が珠海側に逃げ出す映像がSNSに流れていた。こりゃ珠海でも感染者が出そうだな。心づもりはしておかないと。


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単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

2022年1月13日木曜日

【日記】2022年1月12日(水)、ジョブトークの季節、中国経験が有利に働く就活、中国の寄付文化

1月は中国各地の大学でジョブトーク(教員候補によるセミナー発表)が行われる時期だ。中国にジョブトークにくる外国人の国籍を見ていて、やはり経済状態の悪い国から人は流出するのだという事実を再認識している。

最近では、特定の国からの研究者流出というよりも、もっと大規模に「西側諸国から中国への研究者大移動」が起こりつつあるのかもしれないというふうにも思う。中国の大学のアカポス面接で、応募者も西側出身、選考委員にも西側出身者が複数入っているというのは最早かなりありふれた光景だろう。

うちの学院の人事選考も最終段階に入っており、今日の午前中はジョブトークの2連チャンだった。どちらの候補者もかなりハイレベルで経歴も業績も申し分ない。コロナ禍で応募者が少なくなっている状況下でこれだから、収束した後はもうそう簡単に中国の大学の面接には残れないだろう。

ただ今はまだ「コロナ禍モード」なので、研究業績以外に「中国に本当に来るつもりがあるのか」みたいなところを根拠を持って示せる人が面接に残っている感じではある。有効な「根拠」の具体例としては「中国でのポスドク経験がある」「中国への留学経験がある」「今既に中国に住んでいる」あたりが挙げられる。

期末試験の採点と成績のとりまとめを終了したので、提出するべき書類の規定を再確認したら「採点した期末試験の解答用紙全てに担当教員が署名して提出」と書かれていて、クラス全員分の解答用紙にサインするはめになってしまい、かなり手がつかれた。

TwitterのTLに中国の寄付文化についてのツイートが流れていた。私も何度か同僚から「学生時代の友人が高額の治療費が必要で」みたいな寄付依頼が回ってきて協力したことがあるけれど、どれも短期間で目標金額に到達していた。寄付のシステムが非常に良く出来ていて、卒業証書や医者の診断書等も見られるので嘘でないことがわかるし、電子決済なので小額の寄付も簡単にできる。また、こういう寄付文化を通して、中国における友人間の相互扶助精神の強さっていうものを感じている。


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単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

2022年1月12日水曜日

【日記】2022年1月11日(火) 、季節外れの蚊が出現、年末ギフトの配布、悪名高いパスポート更新

昨夜、季節外れの「蚊」が出現して睡眠を邪魔され、今朝はちょっと睡眠不足気味だ。これも温暖化の影響か。

今日も年度末の事務作業を粛々と進める一日だった。

秋学期のティーチング業績を業績報告フォームの「第二学期」のセクションに間違って記入していたため、書き込んだ記録を消して第一学期のセクションに書き直すはめになった。忙しいときに無駄な時間を使ってしまった。頭の中に「9月 = 2学期」という長年の刷り込みがあるので、つい間違ってしまったようだ。

事務室から「カタログから希望するギフトを選んでください」という年末恒例の通知が届いた。今日は旧暦の12月9日。徐々に職場に年末感が漂いはじめている。

昨日から取り掛かった期末試験の採点を今日一気に終わらせた。事前に講義内容をまとめたノートを作って配ったり、質問に細かく答えたりして、なんとか落第者が出ないように頑張った効果が出たのか、想像以上にみんな良い点数をとってくれた。担当教員としては嬉しい限り。

午後、来学期に新しい講義科目を担当しないかという打診が来た。以前から担当しようと思っていた科目ではあるのだけど、来学期は後半に「パスポートの更新」が控えているので残念ながらお断りした。パスポートの更新ぐらい大した問題ではなさそうと思われるかもしれないが、中国ではパスポートを更新するとその後に非常に多くの煩雑な手続きがひかえている。

中国で生活する外国人は、あらゆる個人情報がパスポート番号によって紐付けられている。日本のパスポートは更新すると番号が変わるため、非常に広範囲にパスポート更新の影響が出てしまう。居住許可や就労許可の更新はもちろんのこと、銀行口座の登録情報、電子決済の登録情報、地元警察に届けている居住地登録等々を全て更新しなくてはいけない。もちろん、これらの作業を行うにはそれ相応の中国語力が必要で、私にはまだその能力がないので、職場の同僚にお願いして役所や銀行に同行してもらうしかない。もちろん一日では終了できないので複数の人に助けを求める必要がある。一緒に来てもらうて目には、あいてのスケジュールも考慮しなくてはいけない。とにかくちょっと考えただけども大変な作業である。


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単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、中級III

2022年1月11日火曜日

【日記】2022年1月10日(月) 、年度末で頭がシッチャカメッチャカ、非常に厳格な期末試験の実施規定

年度末が近づいてきて、いよいよ忙しくなりつつある。これまでは今学期のまとめの作業で忙しかったのだが、年度末の最末期になると、来学期以降の講義科目の担当決め等、次の学期に向けての決断を伴う用事が加わってくるので頭がシッチャカメッチャカになってくる。

次の担当科目は慎重に考えて決めたいのだけど、多くの場合はほとんど考える時間がなく、コースデザインどころかアウトラインすらよく考えない状態で担当するかどうかを返事しなくてはいけない。これは正直言ってなかなか大変だ。まぁ、こういう決断を年度末にしなくてはいけないことが分かっていれば、予め考えておけばよいのだけど、まだ中国での経験が浅いので、どうしても行動が後手後手になってしまう。

とりあえず、今日は大仕事の一つ「定期試験」を終了させた。これから採点と成績の集計をしなくてはいけないのだけど、まずはこれで学生さんたちからの質問攻撃から開放される。期末試験直前になると駆け込みで大量の質問が来ることが分かったので、来年はもう少し上手い対応方法を考えたい。

参考までにうちの大学院課程の定期試験がどのような手順で行われるか書いておこうと思う。学部の定期試験に比べると規定は緩いのだけど(中国の学部の定期試験は入学試験並みに非常に厳格な規定のもとに行われる)、それでも日本の大学院の定期試験に比べると、かなり規定は厳格だ。

問題用紙、解答用紙は事前に教務部に提出し大学側で診察してもらうことになっている。また、計算用紙もカンニング防止のために大学が簡単に偽造できない特別のデザインの用紙を準備しており、普通のプリント用紙のような紙を用いることはできない。

また、これもカンニング防止のためだと思われるが、試験室は普段講義を行っている教室とは異なる教室が使用される。どの教室が使われるかは直前になるまで公表されない。(試験日時と時間は事前に学生に通知される)。

試験監督は正副2人必要で一人は講義担当教員、もうひとりの副監督は別の教員がつとめる。副監督はポスドク以上なら誰でも担当できるが、基本的にはポスドクか副研究員(日本の助教に相当)に依頼する場合が多い。今回私は同じ研究グループの副研究員さんにお願いした。また、試験室にずっといる試験監督以外に、もう一人教務から巡視員が試験の様子を確認しにくる。したがって、合計3人のスタッフが試験を取り仕切ることになる。

試験時間は60分間か100分間を指定するようになっており、これに合わせて、試験週間だけ通常とは異なるタイミングでチャイムがなる。試験問題の分量に合わせて担当教員が60分間か100分間のどちらかのコマを選択する。試験が終了すると、解答用紙だけでなく、問題用紙と計算用紙も回収する。その後、試験監督2人が試験の実行状況に関するレポートを書いて教務に提出する。一応ここまでが定期試験の実行手順である。


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単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

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SimplyPiano、中級III

2022年1月10日月曜日

【日記】2022年1月9日(日) 、深圳で3人目の感染者、日曜日も学生対応で大忙し、運動量を増加

深圳で3人目の市内感染者が見つかったのを受けて市民1200万人の全数検査を行う模様。市内感染が近場で起こるとなかなか珠海市の外に出る気が起こらない。自宅で封鎖管理されるのは良いけど、出先の変な場所で封鎖管理になったら大変。

明日が担当講義科目の期末試験ということで、前日の今日は質問やら問い合わせやらのWeChatメッセージがバラバラと学生から舞い込んでくる。もっとも、しっかり勉強してもらうてメに「講義ノートに誤植を見つけたら平常点を1点追加」というシステムを導入しているので、私自ら試験前のメッセージを呼び込んでしまっている面もある。学生が勉強してくれるのは良いのだけど、このシステムを導入すると私が週末に休めない。次回以降の検討課題だ。

昨日から運動量を意識的に増加させることにしたので、今日も90分間のトレッドミルをこなした。連続で90分間早足ぐらいの速度でトレッドミルに乗ると、流石にそこそこ運動したという充足感を得られる。

メンタルコンディションを維持するためには、睡眠が何はさておき重要だと思うが、体感的には運動量の確保もあなどれない。アップルウォッチの記録と自分のメンタルコンディションを比較すると、1日あたり650kcal以上の運動を週に3-4日程度行っていれば良い状態が維持できるようだ。


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単語と例文の暗記(10分程度)

2022年1月9日日曜日

【日記】2022年1月8日(土) 、天文学の家庭教師の募集、オンライン留学は留学なのか、いつもより長めに運動

「天文学の家庭教師」募集がWeChatの職域グループに流れていた。英語圏の大学へ留学したがコロナで渡航できず、中国でオンライン講義を受けているが天文学の講義がさっぱりわからないので家庭教師を雇いたいということらしい。こうなると、もはや何のために授業料を留学先の大学に払っているのかと思ってしまう。

中国では欧米への留学経験があると就職活動で有利に働くので留学希望者が非常に多いのだけど、オンライン留学で卒業証書をもらえたとして、これまでと同じように欧米への留学経験者として扱ってもらえるのだろうか。講義を聞いて勉強することも留学経験の一部であることは間違いないと思うが、講義での勉強以外に、外国での生活経験や人付き合い等も実は非常な経験だと思う。そういうものが省略されてしまうと留学の価値は半減どころか数分の一以下になるような気もする。

ここしばら多忙すぎて運動不足になっていたので、この週末はトレッドミルでの運動時間をいつもよりも長めにとった。海外に住んでいると、どうしても一番心配なのが健康だ。防ぎようのない病気にかかってしまったら仕方ないが、生活習慣病みたいな自助努力で防げる病気にだけはかかりたくない。

夕食は土曜日恒例の出前をとった。今週は久々におでん専門店から日本式のおでんをあつらえた。最近は珠海のような日本人が少ない地域でも日本食のレベルが上ってきており、おでんもなかなか本格的な味がする。

中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

2022年1月8日土曜日

【日記】2022年1月7日(金) 、期末試験の準備、忙しすぎて職場場麻痺状態、不穏な旧ソ連圏、深圳で市内感染

来週が期末試験週ということで、今日はいろいろと試験の最終準備を行った。教務課にプリントを依頼していた問題用紙と解答用紙を回収し、ついでに試験の実施報告書のフォームを受け取ってきた。定期試験を行うと、実施状況のレポートを作成し、試験監督二名が署名して教務に提出しなくてはならない。あと、学生から下書き用紙が欲しいというリクエストがあったので教務に依頼していたのだけど、下書き用紙は大学が指定した特別なデザインの紙を使用することになっている。プリント用紙を計算用紙に用いると、カンニングペーパーを持ち込んでいる学生がいた場合にカモフラージュしやすいということで特殊なデザインの紙を使うことになっているようだ。さすがに筆記試験大国だけあって規定が厳密である。

期末試験の準備と並行して、来学期担当する講義の打ち合わせのスケジュールを組もうとしているのだけど、年度末でどの同僚も非常に多忙でWeChatでメッセージを送ってもなかなか返事が返ってこない。この時期は職場が半分麻痺しているかのような状況だ。

それから今日は、困った学生さんが引き起こした困った問題への対応に時間を取られた。細かいことは何も書けないのだけど、なんというか、一生懸命努力している学生さんだっだら、どんな失敗をしてもなんとか助けてあげたくなるもんだけど、こちらが何度もアドバイスしていたことをずっと無視し続けた挙句の自業自得の失敗の場合は助けるモチベーションも上がらない。業務なので仕方なく対応。

ふと、国際ニュースに目をやると、カザフスタンの政権が非常に不安定な状態になっているようだ。おとなりのロシアもウクライナに攻め込むとか攻め込まないとか不穏な雰囲気をだしているし、あの辺りはどうも最近おかしな感じのようだ。ロシアやらカザフスタンやらがこんな状況では、アカポスにギリギリ踏みとどまるための「徳俵」がなくなってしまう。(まぁ、そんな事を考えている人はそんなに多くはいないだろうけれど)

夕方、緊急連絡が回ってきて何かと思ったら深圳で市内感染が確認されたので深圳キャンパスの防疫レベルを上げるとのこと。北京オリンピックを前に防疫レベルが上がっている影響もあるのだろうけれど、それにしても今回はなかなか感染者数がゼロまで抑え込めないようだ。この先どうなっていくのやら。


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単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

2022年1月7日金曜日

【日記】2022年1月6日(木) 、大学院入試の面接日、英語力のチェックは難しい、今年の試験官めしは旨かった

今日は大学院入試の面接業務が8時から始まるので、準備等の時間を考慮して5時前に起床した。昨年の面接は対面で行ったが今年はコロナの影響でオンラインで行うこととなった。規定により面接で問う質問の詳細は明らかにすることは出来ないが、大まかな流れとしては、冒頭にある課題について口頭試問を行い、その後受験者にプレゼンを行ってもらう。その後プレゼンの内容についての質疑応答という流れで面接が行われる。面接時間は全体で1時間である。大学院の入学試験の面接としてはけっこう長い方ではないだろうか。

試験官が面接で見るポイントはいろいろあるのだけど、英語力は当然重要な確認項目の一つだ。外国人教員が面接官を務める理由の一つは英語でのコミュニケーション能力を見ることにある。ただ、正直なところ、面接で英語コミュニケーション能力を確かめるのはなかなか難しい。

昨年自分で面接した学生さんたちを今年大学院の講義で教えたのだけど、率直に言ってみんな面接の時よりも講義室での方が上手に英語を話す。面接の時は緊張していて英語が出てこないというのがおそらく理由の一つだろう。あと、面接の時は冒頭の案内等が中国語で行われた後、いきなり「では、これから英語力を見るので英語に切り替えてください」と言われて試験官が英語で話し出すのだけど、おそらくこの切替が難しいのではないかと想像する。あと、試験官の大半が中国人というのも英語を話しにくい原因の一つかもしれない。面接のときにもう少しリラックスして英語を話してもらうようにすればよいのだろうけれど、まぁ、なかなかそれも難しい話ではある。

試験官のようなお昼をまたいで拘束されるような仕事が入るときは職場が昼食を用意してくれる。今日の「試験官めし」はなかなか美味しかった。

試験官めし

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単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

2022年1月6日木曜日

【日記】2022年1月5日(水) 、1元18円の壁を突破し進む元高、今年の面接はオンライン、秋学期の講義終了

久々に中国元の為替相場を確認したら、1元18円の壁を突破してさらに現高が進んでいた。元建てで給料をもらっている立場としては嬉しいのだけれども、この円の安くなりかたは一時的なものではなく長期的な日本の衰退ぶりを反映した現象のようにも見えて一抹の寂しさを感じなくもない。素人ではあるが、長期的に自国通貨を安くなるように誘導する経済政策が本当に正しいものなのか、貧しさを感じる人が急増している母国を外から眺めていると疑問を感じざるを得ない。

CNY/JPYのチャート

明日は大学院入試の面接の日で、昨年に引き続き今年も面接官を仰せつかっている。面接に関する規定はかなり厳格で、院試の試験官業務をやっている間は面接室から出られないだけでなく、通信機器の使用もできない。あと、面接官は事前に研修を受ける必要がある。ただ、研修については昨年一度研修を受けているため今年は免除されるようだ。普段あまり使わない会議室が会場とのことで、念のため試験室を下見してきたらビデオ通話用の大きなモニターが置かれていた。昨年は受験生に大学まで来てもらって面接を行ったが、今年の面接はオンラインで行われるようだ。

今日は秋学期の講義の最終回だった。最後少し時間が余ったので期末試験に関する注意事項やヒントを話して質問を受け付けた。普段講義の時間はボケっとしているのに試験の直前だけやたら質問してくる人が発生する季節だが、それでも何も勉強しないよりは試験前だけでも勉強してくれた方が担当教員としては助かる。あまり大量に単位を落とされても、それはそれでこちらも困ってしまう。

オフィスに戻ってから、大学の教務に定期試験の段取りについて色々と確認した。問題用紙、解答用紙の手配、合格点数の設定、成績の報告の仕方、試験官のアレンジ等々。うちの職場はいろいろと規定が厳格なので事前の調査と準備にかなり時間がかかる。

夕方、査読論文の原稿の準備を始めた卒研の学生さんと打ち合わせ。非常に良い結果が出てきているので、論文を仕上げて関係研究者の反応を見るのが今から楽しみだ。


中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

2022年1月5日水曜日

【日記】2022年1月4日(火) 、ようやく旧暦の12月、講義は今週で終わり、米軍発のコロナ感染

今日は新暦でいうところの初出勤だが、中国社会ではとくに新暦の正月だからといって何か特別なことがあるわけではない。新暦の年末年始とは無関係に年度末の忙しい時間が連続的に流れていく。

今日は旧暦の12月2日ということで、ようやく旧暦の師走に入った。春節まであと一月足らずだ。通常の講義は今週で終了で、来週はいよいよ期末試験週間だ。試験が終わって成績をつけて、年度末の各種まとめ会議と研究会、大学院入学試験の面接官、新入教員の面接官をこなして、来学期の講義準備の目星をつけたら冬休み。あともう一踏ん張り。

しかし、一時帰国しないで過密スケジュールをギリギリ回す習慣がすっかりできてしまっており、いざコロナが収束して一時帰国できるようになった時にうまくスケジュールをやりくりできるか若干心配ではある。

中国国内の某学会のWeChatグループにbilibili動画上の日本ドラマへのリンクを流している人がいた。おそらく誤投稿なんだろうけど、後で見てみよう。なんだかんだといいながら、日本のエンタメは中国で人気があるようだ。

今年の院試面接は天文分野の応募者が多くて2室に分かれてパラレルセッション形式でやることになった。その分、一人あたりの時間が去年より少し長くなり1時間とのこと。昨年は朝8時から夜9時までぶっつづけで面接してヘロヘロになったので2つに分けてくれて助かった。

職場でワクチン接種状況の調査が行われているが、コロナ禍が始まった後に着任してきた人たちから「外国で受けたワクチン接種の記録は中国のデータベースに統合されるのですか?」みたいな質問が飛んでいる。確かにどうなるんだろう。

沖縄で、米軍からコロナの集団感染が広がっているというニュースが大きく取り上げられているが、以下の記事によると、100年前にスペイン風邪の流行を広げたのも米軍だったようだ。

参考記事:「わが国の軍服に身を包んだ何百という若く屈強な兵士が…


中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、リードシートIII

2022年1月4日火曜日

【日記】2022年1月3日(月) 、三ヶ日は家でのんびり、金融所得増税で流出する起業家、「ずるい、ずるい」が日本を衰退させる

職場に出て仕事するか少し迷ったが、今回を逃すと春節休みまで3日連続で休める機会がないので、家でのんびり過ごすことにした。現職場は既に2年目だけど1年目がコロナで異常な一年だったので、職場の通常の年間行事を今年始めて経験している。一通りの出来事を経験するまではどうしても準備等に時間がかかるため労働時間が長めになりがちだ。メンタル面のバランスを壊さないためにも、休めるときには休んでおいた方が良いというのがこれまで5回の移籍を経験してきた結論である。

せっかくなので積ん読を解消するために少し読書でもしようかと少し思ったが、ここしばらく忙しすぎたせいか、とにかく頭を使う行動を何もする気が起きず、昨日に引き続き今日も一日中SNSとYouTubeを行ったり来たりして過ごしていた。

昨日眺めていたエイベックスの会長のチャンネルで「これから日本を脱出する企業家が増える」という話が出ていたが、今日眺めていた別の起業家のやンネルでもやはり同じことを言っていた。一番のポイントは、金融所得に対する税率が大幅に引き上げられることのようだ。金融所得とは、株式の配当金や譲渡益といった金融所得にかかる税で、つまりは金持ちたちの主な収入源という訳だ。起業家の話を聞いていると、彼らの理屈も分からなくはない。つまりは「極めて大きなリスクを背負って起業してやっと成功してお金持ちになったと思ったら税金でガバっと持っていかれる。そんな国で誰が起業しますか?」ということだ。夢を持てない国から人が逃げていくのは当然の成り行きだろう。

目下、研究者もどんどん日本から国外に流出しているが、根底にある問題は上述の起業家の問題と同じだと思う。研究者は国からお金をもらって研究しているのが「ずるい」と思われて国からの補助を極限まで減らされ、起業家の場合はもっと分かりやすく「金持ちはずるい」と思われてもっと税金をとられる。なんでも「ずるい、ずるい」と思う精神が、ポピュリズムの燃料となり、今まで国家を牽引していた層の人たちの足を引っ張る。こんな状況を野放しにしている国が衰退しないわけがない。

中国語学習


単語と例文の暗記(10分程度)

2022年1月3日月曜日

【日記】2022年1月2日(日) 、三連休でのんびり、グループでの研究指導体制、研究者だけでなく起業家も日本から脱出する時代

今年はカレンダーの巡り合わせが良く、新暦の正月三が日が連休なのでゆっくりと休養している。やはり長年体に染み付いた習慣で、いくら中国がまだ仕事モードとはいっても、正月三が日くらいは可能な限りのんびりしたいと思ってしまう。そうはいいながらも、いつも通り学生から質問や研究の進捗が入ってくるので、一応最低限の返事だけは返さなければならない。

Twitterを眺めていたら、「研究指導のブラックボックス化」という話が流れていた。学生と教員の一対一の関係で研究指導をしていると、どうしても人間どうしなので、いろいろと感情のもつれが発生したりすることもあるだろうと思う。うちの職場の調査では、大学院生の9割が研究指導に関して程度の差こそあれなんらかのストレスを感じているという結果が出ているそうだ。そういうことを受けてか、うちの職場では専門分野が近い教員数人で研究グループを構成し、学生の進捗報告はグループ会議の中で毎週行うことになっている。このグループ会議方式によって、学生に対する研究指導は外からある程度可視化されている。このグループ指導方式はハラスメント防止等の観点からそこそこ良い制度だと思う。

今日はひたすらだらけた無為無策な一日をすごしており、TwitterとYouTubeを行ったり来たりしている。そんなわけで、ぼぉ~っとエイベックスの会長のYouTubeを眺めていたら、金持ちにとっても日本は居心地が悪い国になっているという話だった。大きなリスクを背負って起業してやっと利益を出しても日本ではガバっと税金でも持っていかれるので、起業家の中には日本脱出を考えている人もかなりいるそうだ。研究者だけでなく起業家も日本から脱出する時代が来そう。

中国で新年を迎えている日本人が撮った正月の食卓の写真が次から次にTLを流れていく。上海あたりだと、おせち料理をあつらえている人もたくさんいるようだ。しかし、さすがにおせち料理を用意できる地域は上海ぐらいだろう。それ以外の地域の日本人は、おせち料理の代わりに寿司か焼き肉を食べている人が多そうな雰囲気だ。うちも2日連続で出前の寿司をあつらえた。うちの近辺で出前できる少し豪華な日本食というと寿司ぐらいしかないが、それでも日本食が全く食べられない地域に長く住んでいた私からすると十分に満足だ。


中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、中級III

2022年1月2日日曜日

【日記】2022年1月1日(土) 、正月三が日は連休、出前の寿司と一日遅れの紅白で迎える元旦、楽しみな2022年

中国では新暦の元旦はごく普通の祝日なので、特別に大型連休になることはないのだけど、今年はカレンダーの並びがよく、正月三が日が土日を含めて三連休となったため多少の年末年始感を味わっている。

妻が描いた新年イラスト

上海のように日本人が多く住む都市では、日本料理店からおせち料理を購入したりできるようだが、珠海にはそのようなサービスはない。それでも多少の正月感を出すために出前で寿司をとるなどした。

出前の寿司

赴任して最初の年は、コロナの影響でイレギュラーな状態となり、ティーチングに関しても研究に関してもずっと停滞した状態だったが、2021年は多くの行事が平常に戻り、講義や大学院生の研究指導等がようやく本格的に開始できた。2022年は、おそらくある程度研究の成果も出せるだろう。いろいろと楽しみな一年になりそうだ。

昨年末に、ようやくPayPalアカウントの住所証明が受け付けられて、中国の銀行口座に紐付いたカードを使ってPayPal払いができるようになった。これを使うと、全てではないもののそれなりに多くの西側のWebサービスの支払いを中国元建ての口座から直接行うことができる。日本に送金することの面倒さを考えると非常に助かる。そういうわけで、さっそく支払い情報を片っ端からPayPalに変更した。

夜は、ビリビリ動画に転がっていた紅白歌合戦を一日遅れで眺めながら晩酌して年越し気分を味わった。昨晩は、2009年の紅白歌合戦の動画を眺めて晩酌していたのだけど、やはり今年のものを見た方が世情というものを感じることができるように思う。今年の紅白を見ながての妻との共通認識は「10年前と比べると華やかさがないね」ということ。まぁ、良く言えば「落ち着いた演出」とも言えるかもしれないが、バブルのころの紅白を知っているので、どうしてもお祭り感が少ない感じはしてしまう。

一日遅れの紅白


中国語学習


単語と例文の暗記(10分程度)

2022年1月1日土曜日

【日記】2021年12月31日(金) 、附属病院の素晴らしい外国人対応、中国国内研究会で座長を拝命、期末試験の作問終了

今日は健康診断日。大学附属病院で健康診断してもらうのだけど、200元払うと英語を話せる病院スタッフが付き添ってくれるサービスがあるのを昨年教えてもらったので、今年はそれを予約しておいた。担当してくれる看護師さんから、混雑を避けるために早めに来てほしいと言われたので5時前に起床。

早朝にタクシーがつかまるかどうか若干不安だったが、百度地图アプリを開けてみたら早朝でもタクシーは捕まりそう。しばらく珠海に住んでみた経験では、タクシーがつかまらなくなるのは早朝よりも雨天だと思われる。雨が降ると傘代わりにタクシーを使いたくなるが、同じことを考える人が多いようで、雨天になるとさっぱりタクシーがつかまらない。

看護師さんのアドバイス通りに健康診断センターがオープンする時間に合わせて病院に行ったら、昨年よりも2時間以上早く終えることができた。CT検査で、機械から「息を吸って、止めて」の中国語音声がながれるのだけど、私の順番のときはアナウンスが日本語にかわって驚いた。いったい何ヶ国語に対応しているんだろうか。しかし、昨年も中山大学附属病院の外国人大砲は素晴らしいと思ったが、今年も相変わらず対応がよかった。

病院から返っきてWeChatを確認したら中国国内の某研究会のプログラムが送られてきていた。この研究会、外国人の参加者は私一人しかいないので、原則的には中国語で行われるはずだが、プログラムを見たらなんとセッション・チェアマンに指名されており驚いた。よく見ると、もうひとり外国人のポスドクが参加するようで、英語のセッションを用意しようということなのかもしれない。

新暦では今日は大晦日だが、旧暦ではまだ11月28日なので、職場はまだまだ繁忙期が続く。というわけで、健康診断も無事終わったので、お茶を一杯飲んでから出勤した。

出勤後は、締切が迫っている期末試験の作問を終わらせた。不注意な性格なので、ミスがないか合計30回くらいは見直した。正直言って筆記試験の作問は論文執筆よりも気を使う。これを教務に提出したら今年(新暦)の仕事は一応終了だ。

大晦日なので早めに帰ろうかと思ったが学生さんが面白い解析結果を投げてきたので検討のため少し残業。まぁ、今日は中国ではごく普通の金曜日なので、用事が降ってくるのは普通のことではある。

大晦日ということで、多少は大晦日気分を出そうと思い、夜はネットに転がっていた2009年の紅白歌合戦を観ながら晩酌。トップバッターは浜崎あゆみ。これくらいの時期の日本は、衰退し始めていたとはいえ、まだ今よりはだいぶマシだったな、などと物思いにふけってしまった。


中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)