2023年1月26日木曜日

春節5日目

春節5日目だが地元当局から「Uターンラッシュが始まっているので、運転の際には気をつけて下さい」といった内容のショートメッセージがスマホに送られてきた。中国に来る前、春節期間はもう少しのんびりできるのかと思っていたのだけれど、あっという間に春節休暇は終わりである。

休暇の長さは職種によっても違うのだろうけれど、大学教員の場合は2月後半から3月初めに政府系のグラント申請の〆切があり、これと並行して講義も行わなくてはいけないので、春節だからといってそれほどのんびりとは休んでいられない。ロシアに大学で働いていたときには冬と夏にはそれぞれ一ヶ月ずつ完全な休みを取ることができたが、中国ではそうもいかない。

ヨーロッパから来ている同僚なんかは、個人的な都合で冬と夏にそれぞれ1-2ヶ月間帰省しているようだけれど、中国にいる間に通常の倍以上のペースで講義を入れたり、中国から離れている間も大きな時差を乗り越えてオンラインで会議に出席したり知ないといけないので、かなり大変なのではないかと推測している。

まぁ、とはいっても春節の期間は一ヶ月ほどの間講義から開放されるので、研究に没入する時間をとることはできる。(というよりも、この期間に研究に没入しないことには研究で成果を出すことができない。)

今日は、共同研究者から提案されたちょっと面倒な確認作業を午前中にやっつけた。事前には数日かかるかと思っていたがいざやってみると基本的な作業は半日で終わった。この確認、自分一人で作業していたら面倒さが先行して多分やらなかったと思う。注意深い共同研究者のおかげで仕事に磨きがかかった。

仕事に一区切りがついてお茶を飲みながら休んでいたら、研究グループのメンバーから、新しい論文の初稿を書いたとかでOverleafへのリンクが送られてきた。他の同僚たちも私と同様に、春節中も研究に没頭しているようである。


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論文執筆に明け暮れている春節休暇

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