2023年1月25日水曜日

論文執筆に明け暮れている春節休暇

春節休み中ではあるけれど、連日論文の仕上げ作業を進めている。学期中はティーチング業務に強制的に時間を持っていかれるために、研究に没頭することはできない。集中力が続く限り研究のために時間を費やすことができるのは長期休みの期間だけである。都合が良いのか悪いのは微妙なところであるが、外国の共同研究者の多くは春節とは無関係に働いているので、中国が春節休暇中でも仕事を進めることができる。

研究が完成に近づいてきた頃にしばしば感じることではあるが、もうほぼ論文が完成と思っていると、思わぬところから新たな問題が勃発してゴールが遠ざかることがある。今回の論文でも、最後の仕上げの段階で共同研究者から鋭い指摘が飛び出し、追加でかなりの分量の作業をこなさなければならないことになってしまった。

あと数日で投稿できると思っているところにさらに一ヶ月ほどは要しそうな作業が共同研究者から提案されると、責任研究者としてはなかなか難しい舵取りを迫られる。まず、本当にその作業が必要なのかを慎重に見極めなかればならない。科学的に必要だと判断すれば、時間がかかったとしても追加の作業をやらねばならない。必要ないと判断した場合は、それはそれでまた大変だ。今度は共同研究者と議論して納得してもらわなくてはならない。いずれにしても簡単な作業ではない。


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