2022年11月7日月曜日

【日記】雨课堂を使った講義その後

2022年11月6日(日) 

「雨课堂」という講義サポートシステムを使った講義の準備をしているという話を10月27日の日記に書いたけれど、実際に使ってみたところ、学生の評判が良いのでその後も使い続けている。この講義サポートシステムには様々な機能が備わっているのだけれど、教室で一番役に立つのは、地味な機能ではあるが、おそらく各自のスマホやタブレットにスライドの画面が映し出されることなのではないかと思う。

普段、プロジェクターにスライドを映し出して講師しているのだけれど、講義室は比較的明るいので、プロジェクターに映し出した画面が見やすい環境ではない。小さな文字は出来るだけ使わないようにしているのだけれど、それでもやはり見にくいスライドはできてしまう。

例えば、濃い色の背景に明るい色の文字が入ったスライドなんかは、明るい教室では絶望的に見にくくなる。できるだけそのような配色は避けようと思っているのだけれど、論文から図を引用するときなど、どうしても調整しきれない場合がある。そういうときに「雨课堂」を使えば、背景の色を気にする必要はなくなるし、小さな文字も各自の画面でピンチアウトして見てもらうことが可能だ。

他の機能としては、各スライドごとに理解できなかったときに「理解できなかった」ボタンを押して貰う、選択問題の正解者に「红包」を配る、オープンクエッションを出して学生どうし相互に採点してもらう等の機能を試してみた。

最初の機能は結構役立つ感じがした。「理解できなかった」ボタンを押しても学生の名前は教員側には見えないので、学生も本音で反応ができるようだ。選択問題やオープンクエッションを出す機能は、場面によっては便利かもしれないが、数理的な内容を扱う講義では使える場面がやや限定されるような気はする。ただ、上手く使えば講義中に学生の集中力を呼び戻す効果は期待できるような気はした。



中国語学習

単語と例文の暗記(90分程度)