2022年8月28日日曜日

【日記】コーヒーカップの音、思考対象の切り替えでメンタルを休ませる方法

2022年8月27日(土) 

最近、朝食の後にインスタントコーヒーを飲みながらブログを書くのが習慣となっているのだけど、インスタントコーヒーに粉ミルクを入れてかき混ぜているときにいつも気になっていることがある。それは、スプーンとコーヒーカップが接触して出る「音」の変化だ。

何が気になっているかというと、スプーンでかき混ぜている間に徐々に「音程」が上がっていくのだ。別な言い方をすると、音の振動数が、混ぜる回数が増えるほどに上昇するという表現になるだろう。30秒ほどかき回していると大体一定の音程に落ち着くので、インスタントコーヒーと粉ミルクがコーヒーに溶けていく過程で、コーヒーとカップから成る系の固有振動数が変化するということになるだろう。なぜそうなるのか少し理由を考えてみたが、どうもこれは簡単な問題ではなさそうだ。身近なところにも難しそうな物理の問題は多く潜んでいるものだ。

相変わらず暑い日が続いているが、それでも先日の台風が過ぎ去ってから少し空気に秋の香りが交じるようになってきた。職場から「明日から新学期が始まるので、講義の時間に遅れないように気をつけてください」という通知が回ってきた。今年はパスポート更新後の手続きのせいでメンタル的にヤキモキしていたので、十分に休めないまま夏休みが終わってしまった感じだ。

最近、週末に映画を見ることが習慣化してきている。2時間ぐらいの間、映画に意識を集中させていると、丁度良い塩梅に気分転換することができる。大学教員という仕事をやっていると、週末とか平日とかに関係なく24時間、研究や講義について考えることが習性となってしまう。研究者の多くは、大学院生の頃から「四六時中天文学のことを考えるくらいじゃないと天文でメシは食えないよ」みたいなアドバイスをシニアな研究者からもらうことは普通にあることだろうと思う。

私も、そういう意識でずっとやってきて、実際その努力の結果、現在研究者として食えていると言えなくもないと思っている。しかし、そういうやり方が適切なのは、体力も気力も充実している若い頃だけだろう。ある程度の年令になってくると、仕事でのパフォーマンスを維持するためには、逆に学問との距離を適切に保つことも必要だと思う。

とはいうものの、学問と適当な距離をおくといっても、「今日は研究のことは考えない」みたいな意識のコントロールを私は上手く行うことが出来ない。どうも私の脳は「○○しない」という命令にはうまく従ってくれないようで、一旦思考が走り出したら自分の意志で思考を「止める」ことができないのだ。そして、疲れ果ててしまうこともしばしばである。

こういうときに役立つのが「別の物事に集中する」という方法である。思考を呈することは不可能でも、「思考の対象を別の物事に切り替える」ことは可能なのである。上述のように映画に集中するのも一つの方法だし、ピアノの練習や中国語の学習からも同様の効果を得られる。

中国語学習

単語と例文の暗記(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、エリーゼのために