2021年8月20日金曜日

【日記】2021年8月19日

昨晩は明け方まで雷雨だったが、朝には雨は上がっていた。

毎朝ルーティンとしてやっている中国語学習、ファインマン講義の音声を聞きながら目の焦点トレーニング、Datacampの問題解き、ノートを作りながら論文を勉強等々をこなして本業にとりかかろうとしたとき、そういえば今朝はピアノの練習を忘れていたことに気づいた。昨日のグラント落選がメンタル的に響いて、日常の生活を若干乱しているのかも知れない。まぁ、こういうときは過去の経験から、しっかり寝て、しっかり運動して、他の仕事に集中するのが吉であることは熟知しているつもりである。

今日も大学院講義の教科書下読み。正直言ってこの教科書は大学院生にはあまりにも基礎的に過ぎるような気がするが、長い間うちの大学で教員をやっている人たちが「うちの院生にはこの科目が必要だ」と言っているのだから、おそらく理にかなっているのであろう。

今日のホワイトボード

うちの職場の教員公募案内がアメリカ天文学会の求人サイトに掲載されたので、一応日本語コミュニティーにTwitter等で小ぢんまりとお知らせしておいた。過去の経験から、日本人をあまり積極的に中国に誘っても労多くして報いが少ないことは熟知している。向こうから問い合わせてくる人だけを相手にするくらいで丁度よいのではないかと思っている。

日本人を誘った時に良くある「パターン」は大まかに2つある。1つは、さんざん細かなことを質問してこちらに時間を使わせた挙げ句にアプライしない、もしくはアプライしてオファーを出しても赴任しないとうパターン。もう一つは「日本は諦めて、しょうがないので中国で我慢することにしました」という勘違いなパターン。今どき、中国の大学も要求水準が上がってきているので、日本や欧米で箸にも棒にもかからない人は中国に来ても無理。その辺の状況が分かっていない人がかなりいる。

夕方から、長期間滞っているとあるプロジェクトのデータ解析を進める。このプロジェクト、様々な理由で何度も途中で停滞を余儀なくされているが、なんとか頑張って論文化したい。コツコツやっていればいつかゴールは見えると信じて諦めないでがんばっている。

観測天文学のデータ解析は、注意深く作業しようと思えば思うほど作業量が増えるという性質がある。時間をかけてじっくり仕事するのがベストだが、今の世の中、早く結果を出せと職場からは急かしまくられる。科学者にとっては難しい世の中だ。


中国語学習

単語と例文の暗記(25分程度)、SuperChinese(L2-19)、ラジオの聞き流し(40分程度)