2022年3月2日水曜日

【日記】2022年3月1日(火) 、新しいフォーマットの実習科目、「吹きこぼれ」を作らない工夫

実習科目について同じ科目を担当している同僚と打ち合わせを行った。私が今学期担当している実習科目(天文学データ解析)は、前学期までと比べてフォーマットが大きく変更されたそうだ。以前は教室で実習課題についての講義を行い、解析そのものは宿題という形で持ち帰ってやってもらっていたそうだ。それで講義が36時間、実習として72時間分の単位が出ていたとのこと。しかし、そのようなやり方だと、本当に学生が72時間分の学習を行っているか怪しいということで、今学期から実習室でフルに72時間の間、課題に取り組んでもらうようにフォーマットを変更したのだそうだ。

私は最初から今のフォーマットなので特に違和感は感じないが、前の実習のフォーマットで講義していた同僚たちはどのようにコースをデザインするべきか少し迷っているようだ。同僚たちが気がかりなのは、実習室で一斉に課題に取り組んでもらう時の学生の学習速度の違いだ。非常に早く課題を終わらせる学生と時間がかかる学生の両方がいるので、遅い学生に合わせていると仕事が早い学生が時間を持て余してしまう。

確かに最初の実習をやってみたところ、20人のクラスの中に4-5人くらいものすごく仕事が早い学生がいる。彼らは教科書的な課題を出すとあっという間に終わらせてしまう。大学の規定により、学生が早く課題を終わらせても教室から出す訳にはいかないので対応が難しいのだ。仕事が早い学生を暇にさせておくわけにもいかないし、その一方で仕事の進みが遅い学生の面倒もみなくてはいけない。仕事が早い学生に対しては、彼らが時間を持て余さないように簡単に答えを見つけられない本物の研究っぽい課題を追加で作りましょうみたいなことを同僚と話し合った。教室で「落ちこぼれ」と「吹きこぼれ」のどちらも出さないようにするのはなかなかに大変な作業だ。


中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、中級III