2022年3月8日火曜日

【日記】2022年3月7日(月) 、蜜越境者を監視するサーチライト、穴のないネット規制、メチャクチャな忙しさ

香港からの密越境者を監視するためだと思われるが、最近、夜間の海岸線を一晩中サーチライトが照らしている。近隣住民のSNSグループを見ていると、このサーチライトに関して「夜景が楽しめなくなった」「眩しい」等の苦情が出ているようだ。色々と想定外のことが起こる今日この頃だ。相変わらず香港のコロナの感染は収束の気配が見えないようだ。香港は行政システム的な観点からも、大陸側のような完全な封鎖管理を行うことが難しいことは容易に想像できる。大陸側と同じ方法論でゼロコロナ政策を維持することにはそろそろ無理が出てきているのだろう。

久々にFBを眺めていたら、エカテリンブルク(ロシア)に住んでいた時によく利用していたスーパーで、買い物に制限が付き始めているというニュースを地元メディアがシェアしていた。砂糖、食用油、シリアル等々を購入する際、1人幾つまでという制限がつくのだそうだ。記事には転売を防止するためという理由が出ていた。エカテリンブルクは比較的リベラルな街で、地元メディアが反体制的な記事を掲載することも少なくなかったが、最近のロシア政府による厳しい情報統制の影響なのか、エカテリンブルクの地元メディアも、どちらかというと保守的な論調に偏っている感じがした。(もう、ロシア語を勉強していないので、ざっと見た感じの表面的な感想ではあるが)

Twitterを見ていたら、3月11日からロシアのネット回線が外国の回線から切り離されるかもしれないというニュースが流れていた。ロシアに住んでいる間に、ロシア国内のネットワークを外国から切り離す実験が何度か行われたことを記憶している。あの時は、実験だったので、ほんの短い時間だけ切断されてすぐに元に戻ったのだけれど、今回はおそらく不可逆的な切断になるのだろう。

中国でもネット規制が敷かれているが、VPNを使えば外国のサイトにアクセスすることはできる。しかし、以下のWiredの解説記事によると、今度行われるかもしれないロシアのネット遮断というのは、どうやら中国の規制のような「穴」も作らずに、外国のサイトに全くアクセスできなくなる可能性があるようだ。

Currently, websites and services like Telegram and Zello are able to continue operating in the country despite being banned, by using a few elusive methods like ISP hopping and VPNs outside the country. Once all traffic is gated within the country, those techniques will likely no longer work. (Security News This Week: Putin Will Put Russia Behind an Internet Curtain)

仕事の方はというと、今日は朝の講義が終わった後はひたすらグラント申請書の執筆に没頭した。とにかく、週6時間の講義を抱えていて、その準備でめちゃくちゃ忙しい状況の中でグラント申請書を5日間で書けというのだから正気の沙汰ではない。まぁ、とにかくめちゃくちゃでもなんでも提出せねばならぬので、使える時間の中でベストをつくすだけである。


中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)