2022年3月7日月曜日

【日記】2022年3月6日(日) 、ゲートでの煩わしい問答、グラント申請書の準備、ウクライナカラーのガラスの小鳥

講義とグラント申請書の準備のために日曜だけれど出勤した。朝、大学のゲートに来てみたら、初めて見る顔の門衛が立っており、これはまた確認のために止められるなと思っていたら案の定、例の「公共场所通行打卡」を見せるように言われた。仕方なく、「外国人はこのアプリに登録できない」から始まる一連の説明を中国語でする羽目になった。一応念の為に「公共场所通行打卡」に外国人が登録できるようになっていないか確認したがやはり駄目だった。

今のところ「公共场所通行打卡」を見せるように言われた場合、GHC(外国人用の健康コード)と身分証を見せつつ状況を中国語で説明するしか方法がないようだ。職場のゲートに関しては、この方法で入ることができるが、説明をする煩わしさは否めない。早く規制レベルを下げて欲しいところだが、オミクロン株の影響でここのところ規制レベルがずっと上がりっぱなしである。

いつも日曜日に出勤するときは、多少気分的に緩め(つまり、時間短め)に仕事するのだけど、今日はやるべきことが多く、そういう訳にもいかなかった。講義の準備はいつものことなので、既に作ってある教材を確認しながら少しスライドに修正を入れたりした。これは賞味2時間ほどで終了。今日の仕事の本丸はグラント申請書である。

先週末にいきなり提出するように学科から通知があったのだが、初めて出すグラント公募なので、応募規定やフォームの確認から始めなくてはいけない。昨年出したNSFC(中国の公的なグラントソース)が公募する一般的なグラント申請と若干形式が異なるようで、冒頭のセクションでは、これまでの全キャリアに渡って行ってきた研究の総まとめを書かねばならないようだ。ただ、このての研究まとめ書類は中国では比較的一般的で、過去に別目的で書いた文書を使い回すことがある程度可能である。そして、後半部分に研究計画を書くらしい。

規定を確認したらもうあとは一直線にひたすら3時間ほど作文し続け、なんとか18ページの申請書を1日ででっち上げることができた。あとは、明日予算計画を書けば一応形式上は完成である。英文をなぐり書きすると、必ず文法ミスをするし、英語の言い回しも時間をかけてじっくり何度も読み込まないと、表現を本当に練り込むのは難しいが、最近は文法チェッカーの性能が著しく向上していて、20年前くらいにこの手の申請書と格闘していた頃と考えると作業が嘘のように楽になった。

ウクライナ侵攻の問題は、相変わらずロシアが非常に強硬なことばかり言っており、一切妥協するつもりがないようだ。ロシアの態度を見ているか、あの国は本気で「ロシアが滅びるか、西側諸国が滅びるか」の二者択一でものを考えていそうな気がしてくる。5年間あの国に住んだ経験から言って、世界がロシア化することだけは勘弁である。

妻が可愛いガラス細工の小鳥をみつけたので衝動買いしたとのこと。買ったときはあまり深くは考えていなかったそうだが、後から「ウクライナカラー」であることに気づいたらしい。確かに角度によっては青と黄色に見える。

ウクライナカラーのガラス細工の小鳥

中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)