2022年3月20日日曜日

【日記】2022年3月19日(土) 、24時間以内のPCR検査陰性証明、変化する防疫ルール、一時帰国中に体験する差別発言

金曜日にキャンパスが完全封鎖されるという通知があったが、その後封鎖管理規則が微妙に緩められて、24時間以内のPCR検査陰性証明を提示すれば構内に入れることになった。講義は通常通り対面やるとのこと。つまり、当面の間教員は毎日どこかでPCR検査を受けなくてはいけないことになる。勤務日は職場で検体採取してくれるはずだが、職場に行かない日は学外の検査ポイントに行かねばならない。これは結構な負担だ。

私の自宅マンションがあるのと同じ小区の別のマンションが昨日封鎖されたが、その後、住人全員のPCR検査陰性が確認されたとかで、たった1日で封鎖が解除された。以前は濃厚接触者が建物内に見つかった場合の封鎖管理が最短のケースで、その場合の封鎖期間は3日間だったと記憶している。できるだけ生活への影響が少なくなるように、地方政府が柔軟に対応しようとしている感じがしないでもない(それでも影響は大きいが)。

Twitterを見ていたら、北米方面在住だった在外邦人が中国へ就職するにあたって一時的に日本に滞在する中で、多くの差別的な言動に触れて辟易しているというツイートを見かけた。この方は女性とのこと。こういう状況は私も分からなくもない。日本に住んでいると当たり前過ぎで気が付かないのだけれど、しばらく国外に住んでみると、比較対象がハッキリするので今まで見過ごしていたような差別的な言動に敏感に気がつくことがある。

私は香港大学に勤務していたとき、学生を引率して日本に出張に行くことがしばしばあったが、学生と一緒にいるときに、彼らに対して差別的な言葉を投げつけてくる日本人に何度か遭遇した。そういう行動をとる人間は、私の経験では全て年配の男性だった。上述の女性に対して差別的な発言を行ったのも年配の男性とのことだった。これからの日本は国力が衰退していくことは疑いの余地もなく、好むと好まざるとにかかわらず、外国と良好な関係を築いていかなければいけない。対外的に日本の信用を損なうような言動をとる日本人には失望しか感じない。

中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)