2022年2月3日木曜日

【日記】2022年2月2日(水) 、山東省の農村からの新年挨拶、中国の貧困村対策、年越しの迷子犬

起き抜けにWeChatの着信を確認したら、山東省の農村に帰省している同じ研究グループのポスドクさんから新年の挨拶が届いていた。「是非いつかうちの村に遊びに来てください」というメッセージとともに、実家の地図まで添えられていた。ほんと、こういう観光で外国人が絶対行かないような村に是非いつか行ってみたい。

いつも件のポスドクさんから話には聞いているのだけど、彼の故郷は中国の典型的な貧困村とのことで、親戚の中で字が読み書きできるのが彼のみだそうだ。しかし、彼のように貧困村からでも大学院に進学して研究者になる人が出てくるところが中国のすごいところだ。貧困対策というと、日本なんかだと地方自治体に多少のバラマキをする程度で終わりそうだが(中国もそういうこともやっているとは思うが)、それ以上に若い世代の教育を強力にサポートしているところが中国らしいと思う。その後も、同じ村から大学院に進学する人がさらに出ているそうで、今後村の教育レベルが継続的に向上していけば、村の様子も相当変わっていくように思われる。都会の大学に進学すると、地方には戻らない人も一定の割合で出てくるのだろうけれど、中国では高い学歴を持った人が地方都市に就職することに対して各種のインセンティブが設定されているそうで、隙のない政策には感心するばかりだ。

お昼ごろ「犬を連れて年越しの花火を見に行ったところ、犬が花火の音に驚いて逃げ出し行方不明になりました。誰か見かけませんでしたか?」という迷子犬探しのメッセージが地域SNSグループに流れていた。中国の年越しには花火と爆竹がつきものなのだけれど、確かにあの音を聞くと犬はパニックになるかもしれない。どういうわけか、うちの近所では犬をリードに繋がないで散歩させている人が多く、あのような状態で爆竹がなったら犬が行方不明になっても不思議ではない(件の人がリードを使っていたかどうかは不明だけれど)。

中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)


ピアノ練習

SimplyPiano、中級III