2022年2月18日金曜日

【日記】2022年2月17日(木) 、新学期初日にいきなり全数PCR検査、後を絶たない香港からの密入国者

中山大学珠海キャンパスのある珠海市高新区内で感染者が1名見つかったため新学期初日から区内全数検査が行われた。新学期初日とあって、学生と教職員のほぼ全員が大学に戻ってきているため、学内の検査場は大混雑だった。これまで10数回程度学内でPCR検査を受けてきたが、今回が一番順番待ちの列が長かったと思う。ただ、列は長くても待ち時間はそれほど長くはない。今日の待ち時間はおそらく30分くらいだったと思う。

PCR検査の順番待ちの列

新学期が始まり、私が担当する講義を履修登録してくれた学生さんたちの名簿が出てきたので、とりあえず全員分のピンイン(名前の読み方)を確認した。大学が配布してくれる名簿には当たり前だけど、漢字表記の名前しか書かれていない。したがって、私みたいな中国語初心者の教員は、事前に学生の名前のピンインを調べておかないと、教室でコミュニケーションがとれなくて困ることになる。多少手間はかかるのだけど、ピンイン調べは良い講義をするためには必須の作業だったりする。

今回珠海市で見つかった感染者は、どうやら香港からの密入国者(密越境者と言うべきか)が広げたものらしいということが香港系のメディアによって報じられていた。不要なパニックを避けるためなのか、このニュースは大陸系のメディアではあまり報じられていないようだ。しかし、地域のSNSグループを見ていると、大陸側の人も香港系メディアのニュースもよく見ているようで、かなり怒っているニュアンスのメッセージが流れていた。

昔は、密入国というと、大陸から香港に行く場合がほとんどだったため、香港側は簡単に密入国できないように、海沿いの警備がかなり厳重なのだそうだ。しかし、大陸側は密入国してくることを想定していないため、セキュリティーが非常にあまいらしい。実際、うちの家の前のビーチなんかを見ていても、警備なんて言うものはほぼ何も存在しない。も香港側からボートで来たら簡単に上陸できてしまうだろう。報道によると、最近、香港でオミクロン株によるコロナ感染が急速に広がっている関係で、香港から大陸側に逃げてくる人が後をたたないそうだ。かなりメジャーな感染経路となっているそうで、大陸側の地元政府が手を焼いているということが報道に出ていた。


中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、中級III