2022年2月17日木曜日

【日記】2022年2月16日(水) 、隔離は有給で、通販でトラブル、経済成長できないロシア

明日から新学期が始まるのだけど、休暇中に国外に出ていた教職員の中には、まだ隔離されている人がいる。このような隔離下にある教職員は、明日以降仕事に復帰するまでの間の期間、有給休暇を申請するようにとの通知が来た。隔離費用も自腹とのこと。これではなかなか一時帰国は難しい。隔離だけで1年分の有給休暇がなくなってしまう。

春節休みの前に通販でペヤングのインスタント焼きそばを注文したのだけど、なかなか届かず、配送ステータスを確認したらなんと配達済みになっている。本当に困ったもんだ。2年と少しの間中国の通販を利用していて、商品が届かない、問い合わせにも返事がないという店にこれまで4-5回ほど遭遇している。中国語が堪能であれば対処の仕方があるのだと思うが、店が私の下手くそな中国語チャットに応じてくれないと、中国語初心者としてはもうお手上げである。同僚に頼めばもちろん解決できるのだろうけれど、インスタント麺ごときで忙しい同僚たちを煩わすのも気が引けてしまう。まぁ、こういう事態に自分で対応できるように頑張って中国語を勉強しようと思う。

相変わらずロシアのウクライナ侵攻関係のニュースで連日メディアが騒がしい。今日はロシアの軍関係者の中からプーチン大統領へ辞任要求が出ているという記事が目についた。「プーチンは戦術的には勝利をおさめたが、戦略的には負けている」ということらしい。ウクライナに侵攻すると、欧米から経済制裁を受ける。そうすると既にボロボロのロシア経済が、確実に今以上にボロボロになる。それを大統領は考えていないということのようだ。

中国を見ていると、やはり順調に経済成長することが国民や対外的な信用を得るためには必須なように思われる。ロシアはプーチンの1期目2期目(2000年~08年)までは、年平均7%の経済成長をつづけていたそうだ。確かにクリミア侵攻後に欧米の制裁が始まる前までは、天文学みたいな基礎研究分野にもロシアはそこそこの予算を割り当てていたし、地方都市の大学にまで外国人研究者を招聘しようとする動きがあった。実際、私はそのようなお金の恩恵を受けて、ロシアから教授職のオファーを貰ったわけだ。

しかし、その後のロシアの陥落ぶりは見てのとおりである。経済が落ち込むと大学へ配分される予算が減る。そうすると、選択と集中が始まる。私が働いていた大学は選択と集中から漏れてしまい、予算が削減されることになった。そのような状況になると外国人が軽く扱われるのは当然の成り行きである。私の場合、突然給料の50%カットを言い渡され、そんな条件で働けるわけがないので、即刻移籍のための就活を始めたわけである。

ロシアは潜在的には文化的な国だともう。予算が十分にあれば基礎科学研究で相当な成果をあげるだろう。天文学分野のロシアの研究者を見ていると、優秀な人が揃っているし、安定した平和な社会と、そこそこの経済成長を維持していけば、きっと文化的にも豊かで、科学技術的にも優れた魅力的な国になるだろうと思う。しかし、今の状況を見ていると、そういう理想からはどんどん乖離していくばかりのようだ。


中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオ聞き流し(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、リードシートIII