2022年2月15日火曜日

【日記】2022年2月14日(月) 、活発化する新学期の準備、時間割の変更、電波天文学の学部講義

今週の後半から新学期が始まるということで、オフィスに出てきている教職員の数も増えてきた。各講義科目のティーチンググループではオンラインでの打ち合わせが活発化してきている。私は実習科目を担当するのだけど、実習科目は特に事前の打ち合わせが必要な科目なので、たくさんのメッセージがWeChat上を飛び交っている。

事務から流れてきたメッセージによると、休憩時間を適切に取るようにとの「お上からの通達」に従って時間割を調整するとのこと。時間割の調整によって何かが多少は楽になるのかと期待して新しい時間割を眺めたのだけれど、講義の間の休憩が20分から30分になって、その分昼休みが短くなるという、ただそれだけのことだった。実習科目の実習部分は2コマ+2コマ(合計4コマ)の時間割になっているので、時間割変更の影響は受けるのだけど、実習の4コマは通常の講義と違って教員がぶっ続けで話をする訳ではないので、休憩時間が10分長くなってもさほど状況は変わらないように思われる。

実習科目は毎週6コマで、2コマが理論説明と科学的背景の講義、4コマが実習ということになっている。私は4週間分、つまり合計24コマを担当する。うちの大学では、電波天文学がまだ独立した学部講義科目として認められていないので、実習科目の理論講義の時間を利用して電波天文学のダイジェストをやってほしいというリクエストを学科から受けており、昨年から徐々に準備を進めてきた。

電波天文学の歴史から初めて、受信機や干渉計の原理等の技術論、さらに実習科目に係る科学テーマの背景等を8コマに詰め込まないといけないので割と大変だ。最初に話すべき項目をざっと列挙して、それを一つのストーリーとしてつながるように並べて講義を作っているのだけど、どうしても一部時間的に入り切らない部分が出てきてしまう。偏光観測の話なんかも入れたかったのだけれど結局割愛せざるを得なかった。まぁ、しかし、今回の講義で電波天文学講義の土台を作って、後々正式に電波天文学を学部講義科目へ昇給させる道を作れるとよいなと考えている。


中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、中級III