2022年2月14日月曜日

【日記】2022年2月13日(日) 、新しく導入された防疫システム、知的精神的に西欧と対等でありたいロシア

防疫規制が強くなってくると、これまでだと大学のゲートで「健康コード」(健康吗)というアプリを起動して、リスクが少ない証拠である「グリーンの画面」を見せるという手順を踏んでいたのだけど、昨日から「公共场所通行打卡」という新たな防疫システムが導入された。

この新システム、外国人居住者にとっては鬼門となっている。登録画面で外国のパスポート番号を入力できないので、外国人がアプリを起動することができないのだ。SNSを見ていると、広東省のあちこちの街で問題が発生しているようだ。今日のところは、門衛に「このアプリ、外国人は登録できないですよ」と中国語で言って通してもらえたが、このシステムがしばらく続いて、毎回門衛に説明しないといけないと思うとちょっと面倒くさい。

職場に「なんとかなりませんか?」と相談したところ、大学の門衛と小区の門衛に外国人であることを言えば通してくれるように状況を説明しておいてくれるとのこと。大学の門衛は職場なので分かるが、私の自宅のある小区の門衛にまで説明をしておいてくれるとは親切な話だ(事務職員の人の多くも同じマンション小区に住んでいるので、ついでといえばついでなのかもしれない)。

さて、ここのところ、連日ウクライナ危機についての緊迫した報道が続いている。私は5年間ロシアに住んでいたということもあり、どうしてもこのニュースは気になってしまう。Twitterを眺めていると、現在のロシアの状況に対して以下のようなコメントが流れていた。

ロシアについて、自分たちが知的精神的に西欧と対等な存在であるのを西欧に認めさせることが数百年の宿願なのにひたすら無下にされ続け、いいかげん限界だぞ! というのが最近の状況の背景のひとつです。

このコメントを見て、ロシアで生活していた時に身の回りにいたロシア人たちの言動をいろいろと思い出した。私の日常的な経験では、ロシア人も色んな国の人を見下しているように見えたし、とても全ての国を対等に見ているとは言えない言動が日常に満ち溢れていた。特にソ連を構成していた中央アジア系の国々に対してはあからさまな差別発言をする人がたくさんいたし、中国に対しても罵詈雑言を吐くロシア人をあちこちで見かけた。なので、例え上記のような心理が背景にあったとしても、ロシアが武力行使で現状変更することをサポートしようとは微塵も思えない。


中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオ聞き流し(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、リードシートIII