2022年2月11日金曜日

【日記】2022年2月10日(木) 、ロシア選手のドーピング、急増する教員、不足する講義室

朝起き抜けにニュースを眺めていたら、北京オリンピックに参加しているロシアのフィギアスケート選手がドーピング検査で陽性になったというニュースがトップに出ていた。本来は心疾患の治療のために使う「トリメタジジン」という薬物が検出されたとのこと。報道に出ていた医師のコメントでは、トリメタジジンを健康な人に使用すると、理論的には通常のレベル以上に血流を促進できるかもしれないうことらしい。このニュースを見て、数年前、ロシアのテニス選手が、同じように心疾患系の治療に用いられるメルドニウムという薬物の使用でドーピング検査にひっかかり、人気選手だったこともあって大きく報道されたことを思い出した。メルドニウムはロシアでは普通に薬局で買える薬で、現地の人は元気がないときなどに薬局で買って気軽に服用するような類の薬だと聞いたことがあるが、トリメタジジンはどうなんだろうか。

新学期が近づいてきたので、講義準備もより具体的かつ細かなアレンジに気を回す段階に入ってきた。春学期は実習科目を担当することになっている。実習科目に対しては、普通の競技室ではなく「実習室」が教室として割り当てられる。しかし、天文学データ解析実習で使う実習室というのは、パソコンがズラッと並んだ部屋で、プロジェクターもなければ黒板もない。実習科目とは言っても、3分の1くらいの時間は理論背景の説明を行うよていである。90分間フルに学生に対して話をするときは、実習室よりも通常の講義室の方が遥かに使いやすい。そこで、理論講義を行うときには普通の講義室を割り当てて欲しいと担当者にお願いしたのだけど、「もう空きがない」とのことで断られてしまった。中山大学珠海キャンパスの講義棟のキャパは最大2万人と聞いていたので、もう少しゆとりがあるのかと思っていたが、そうでもないらしい。

最近、講義等の中を歩いているときに、一部の区画が教員のオフィスとして使われていることに気がついた。目下、うちの大学は教員を大増員中で、全学だと毎年数十人から年によっては100人以上のペースで教員が増えている。したがって、オフィス棟だけでは既に部屋が足りなくなっている学部学科も相当数あるだろうと想像される。そういう訳で、一部オフィス転用の影響で、講義室スペースが設計値よりも少なくなっているのかもしれない。

今日もオフィスに行って一日仕事をしていたのだけど、春節も10日目となり、職場でもぼちぼちと同僚の姿を見かけるようになって来た。春節明けに同僚と初めて会うと、話すことは大体二つ、「グラント申請書の調子どう?」と「今学期は何時間ティーチングするの?」である。

中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、中級III