2021年12月14日火曜日

【日記】2021年12月13日(月)、国家哀悼日、英語を頑張る院生さん、まとめノート脱稿、これからが忙しい季節

今日は南京事件の国家哀悼日ということで通販アプリ等のトップページが白黒画面になっている。法律的には、今日は「エンターテイメント禁止」だそうだ。通勤時に近所の小中学校の横を通ったら、特別の朝礼が行われていた。政府が行う国家哀悼行事が午前10からとのことで、職場でも何か関連行事があるのかと思っていたが、大学の中は特に普段と何も変わらなかった。

どこの国に住んでいるときも、その国ごとにナショナリズムが盛り上がる日というものはあるものだ。外国人居住者としては、居住国に敬意を示すという意味でも、自分の身の安全を守るという意味でも、その「ナショナリズムが盛り上がる日」の意味合いくらいはしっかり知っておくべきだろう。

私個人としては、今日もいつもと同様に淡々と仕事をこなす普通の一日だった。今日は院生セミナーの司会進行役をやる日だ。今日の発表担当の学生さんは「英語が苦手なので台本を書きましたが全部暗記したのでできるだけに見ないで話します」とのことで頑張って台本を見ないで話してくれた。この学生さん、9月の入学当初はほとんど英語が話せなかったが、この3ヶ月の間に目に見えて英語力がついて来ているのが分かる。英語全般の能力を急激に伸ばすのは難しいにしても、英語で研究発表能力に特化して考えれば、英語台本を作ってそれを暗記して発表するということを何度も繰り返していれば、短期間でかなり上達できるだろうと思う。

自分が担当した講義のまとめノートをようやく脱稿して学生さんに配布した。本当は、余談で話したことを付録として付け足したかったのだけど、どうしても時間が取れずに断念。今回は、試験範囲をまとめるだけでタイムアップとなってしまった。余談で干渉計の原理やメーザー発見の話等をして、自分としては余談の方が面白い内容だと思っていたので、冬休みに時間のゆとりが出来たら書き足したいと思っている。

12月も中旬となり、さらに忙しさが増してきた。これから1月末に向けて爆発的に忙しくなって行くことは分かっているので、メンタル的なコンディショニングの重要性がより増してくる。ただそうは言っても、やはりロシアのときに比べると、状況はうんとマシである。ロシアのときは、強烈に急かされて猛烈に追い込んで仕上げた書類を提出したら「それは、もう要らない」みたいなことが何度もあり、あれはメンタル的に非常に辛かった。中国の場合、ロシアに比べるとシステムがしっかりとしているので、理不尽な骨折り仕事というのはほとんどない。それだけでも中国に移籍してきて良かったと思っている。

中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)