2021年12月6日月曜日

【日記】2021年12月5日(日) 、外国行きの環境依存性、週末も学生さんと研究、講義ノート執筆、松茸が大量に到着

学部生が留学するかどうかは学業が優秀かどうかよりもどこの大学に通っているかという環境依存性が大きいというツイートがTwitterに流れていて反響を呼んでいるようだった。これは、自分の経験と照らし合わせても、そうであって不思議ではないと思う。私が外国に行くことを現実的な選択肢の一つとして考えられるようになったのは、総研大に進学して周りに外国経験者がごろごろいる環境に移ってからだった。それまでは理屈の上では外国に留学したり就職したりするということがありえることは分かっていても、自分が現実的な選択肢の一つとして考えることができなかった。目の前に経験者がいて話が聞けるとか、話をしなくても自分と同じ属性の人間がたくさん外国に行っているという環境要因はかなり重大な作用を人間の心理に及ぼすのだろうと思う。

午前中は自宅で卒検の学部生さんの質問に対応。週末も熱心に研究を進めているようだ。中国に来る前は、週末に仕事のメール等が来ても次の平日まで無視していたのだけど、中国に来てからは土日でもある程度の仕事はこなすことにしている。一つの原因としては、学生さんたちが寮生活をしており、彼らの頭は基本的に学期中ずっと「オン」になっているということがある。しかし、彼らの仕事スイッチは、長期休みに入るとずっと「オフ」になるため、時間にゆとりが出来る長期休みに学生さんと研究を進めようなどと思っていると上手く行かない。学生さんと研究を進めようと思ったら、学期中は土日も仕事をして、そのかわり、長期休みには自分も休むという仕事パターンの方が中国では上手くいくようだ。

午後はオフィスに行って、ひたすら講義ノートの執筆をすすめた。今学期は、立ち上げたばかりの科目を担当しており、スライドもあまり綺麗に整理できていないため、この講義ノートを書き上げないことには学生さんたちも試験勉強で困るだろうことは必至。という訳で、現在の最重要課題の一つになっている。

週末の楽しみとして先日注文していた松茸が午前中のうちに届いた。一番上等のセットは売り切れとのことで多少形が歪な松茸が届いたけれど、それでも立派立派。業者から送られてきたSMSメッセージによると、注文していた商品が売れ切れとのことで、少し多めに入れてくれたようだった。

届いた松茸
おまけも入れてくれたために量がたくさんあったので、ホイル焼き、鶏松茸鍋、松茸ごはんと3つのメニューでガッツリと松茸を楽しむことができた。比較のため、日本の通販サイトで同種の松茸の値段を確認したところ、おそらく数万円分の価値はあるだろうと思われる。それを中国では数千円で買えてしまうのだからお得な話だ。

松茸のホイル焼き

松茸の鍋

松茸ごはん

中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)