2021年12月27日月曜日

【日記】2021年12月26日(日) 、広東省内の一人あたりGDPランキング、ロシア人が抱くソ連時代への思い

今学期はずっと土日のどちらかは出勤していたのだけど、どうにも今日はやる気が起こらず、こういうときに頑張ってもろくなことがないのは分かっているので休養することにした。中国語学習のルーティントレーニング以外、本当に何もせずにひたすらボケっとしていた。

中国関連のツイートを眺めていたら、広東省内の都市ごとの一人あたりGDPのランキングが流れており、珠海市は2位とのことだった。珠海市はこじんまりした目立たない町なので、一人あたりGDPが深圳についで2位というのは意外な気もするが、そう言われてみれば思い当たるふしがないこともない。中山大学がある香洲区近辺は新興地域で、IT企業の社員や大学の教職員が主な住人だ。市街地の方に行くと、昔から住んでいる人もある程度はいるのだろうけれど、それでも基本的には遠方から来た高度人材が多く住む地域だ。それがおそらく一人あたりGDPが高くなっている原因なのだろう。
広東省内の一人あたりGDPランキング

今日はネット記事を見る以外の行動をほぼ何もしていないが、ロシアから日本に来て声優として活躍しているジェーニャさんという方のインタビュー記事を興味深く拝見した。日本にはソ連の国家や軍服がかっこいいみたいなところから「ソ連好き」になる人達がいて、そういう人たちを見るとあまり良い感じがしないということだった。私がロシアに住んでいたときに知り合ったロシア人の中にも、このジェーニャさんと同じことを言っている人たちがいた。

最近、日本語メディアでは「ソ連時代は良かった」「ソ連時代に戻りたい」といったロシアの人々の中に存在する懐古主義的な意見にフォーカスがあたることが多いように思うが、実際にいろんなロシア人と話をするとソ連はもうこりごりという人も決して少なくなかったように思う。特に、ソ連時代は良くなかったと思っている人には女性に多かったと記憶している。子供のとき人形の一つも買ってもらえなかった、化粧品もまともなものがなかった、あんな時代はもうこりごり、というような話は何度も聞いた。一方で、教育が良かった、文化芸術が良かった、といったポジティブな面を表に出してくるのは男性に多かったと思う。同じ時代でも視点が変わると見え方も変わるのだろう。


中国語学習


単語と例文の暗記(10分程度)