2021年11月2日火曜日

【日記】2021年11月1日、外国生活20年目突入、日本の国政選挙、欧米からの望遠鏡時間売り込み、講義準備

11月1日ということで今日から外国生活も20年目に入った。米国同時多発テロで世の中が不穏な中で渡米したところから外国生活が始まり、その後住んだ台湾と香港では民主間運動の盛り上がり、ロシアではクリミア侵攻からの経済制裁、中国ではコロナ禍と米中摩擦と国際情勢に翻弄されながらの年月だったが、とりあえずなんとか天文学の研究者と食いつないでこられたことは幸運だったと思う。今後も、天文で食っていける程度に世の中安定していてもらいたいものだ。

昨日、日本は国政選挙とのことで、外国に住んでいてもやはり母国の行方が気にならないこともない。しかし、現在の在外選挙制度では在外日本人が投票するのは容易ではない。早くオンライン投票のシステムを整えていただきたいと強く思う。しかし、選挙の結果を見ていると、日本の政治システム自体が限界に来ているような気がしないでもない。完全なる衆愚政治。何か根本的なところを変革しない限りこのまま衰退していくことは必至なように思えてしまう。

今日、また新たに欧米の2つの大型可視赤外望遠鏡が中国の天文学コミュニティーに有料観測時間のセールスをかけて来たようだ。どちらもかなり有名な望遠鏡だが、おそらく資金難なのだろう。料金は一つが一晩6万5千米ドルで、もう一つが1時間あたり1万4千ユーロ。どちらも一晩でポスドクの年収分。

職場での仕事時間の大半は講義準備に費やした。一つのテーマの準備していると、派生的にいろんな関連知識を調べることになるので、1時間話す準備をするのに10時間くらいは使っていると思う。効率が悪すぎるとは思うのだけど、実際にそれぐらいやらないと講義が成立しない。自分の勉強になるとはいえ大変な作業だ。


中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、中級III