2021年11月5日金曜日

【日記】2021年11月4日、ロシア好きのアメリカ人、在中日本人研究者のニュース、中国天文学会の入会手続き、賃貸契約の更新

11月に入り朝日が差し込む角度がだいぶ低くなってきた。朝、バルコニーで日光浴をするとき、視線方向に太陽があるのでとても眩しい。

昨夜、某ベストセラーのオーディオブックを聞いていたら「欧米人がロシアへ移民するなんてことは、中国へ移民する以上にあり得ない話だ」みたいな話が出てきて、ロシア時代にオフィスが一緒だったロシア好きのアメリカ人同僚を思い出してしまった。まぁ、一般的にはロシア嫌いの欧米人の割合は相当なもんだとは思う。ロシアで働いているとき、国際会議等でロシアで働いていることを口に出すと、欧米人に眉間にシワを寄せられたものだ。まぁ、嫌な顔をあからさまにするのは、欧米人と言うよりも「西欧人」が多かったような印象はあるが。

日本のニュース番組で、在中日本人研究者の話題が放送されたらしく、SNS界隈でまた反中ムーブ(というか罵詈雑言)が湧き上がっているようだ。反中的な反応をしている発信者のほとんどは中国の実情だけでなく、日本の研究事情も本当に全く何も知らない状態で暴言を吐いており、聞くに値しないものばかり。

日本のメディアも、とりあえず中国政府が公開している中央人材工作会議の内容なんかを精査して報道してみたらどうかと思う。あの文書の内容を中国語の勉強がてら見ていると、書いてある通りのことが実際に職場で進行していて、内容が政治的ブラフではないことがすぐに分かる。

政府文書や職場での管理職の講演等を聞く限り、中国がやろうとしているのは「あらゆる分野」での人材強化だから、言ってみれば選択と集中の真逆の話。うちの大学なんか、哲学とか純文系の学科でも増員するって言っているぐらい。

職場で中国天文学会への入会手続きを一斉にやるとのことで入会申込書を提出した。フォームの中に何を記入してよいのか分からない項目があって、仕方がないので同僚に確認に行ったら「自分も分からない」と言われた。どうりで辞書やネットで調べまくっても分からないわけだ。中国ではありがちな話だけど、申込書類にはCV的な情報を一通り書き込む必要があった。中国語表記で履歴情報を要求されるのにはもう慣れっこで、適当に過去の書類からコピペしまくるのだけど、それでも面倒だ。そういえば、赴任直後に大学の人材データベースへの登録のために提出した書類には学歴を小学校から書かされて大変だった。

目下、マンションの賃貸契約更新手続を不動産会社を通さずに大家と直でやっているのだけど、個人契約で問題となる点の一つが契約書類のフォーマットとだということが分かった。外国人労働者は居留証の申請や更新で住所証明が必要なのできっちりとした契約書を作っておかないと後で困ることになる。

どうもこちらでは個人間の契約だといい加減なフォーマットで契約書を作ることも少なくないようで、そういう書類は役所で受け付けてもらえないこともあるようだ。大家が送ってきた契約書類を職場の事務に見せたら、それだときっと問題になるという指摘を受けて作業をやり直している。いろいろ面倒。

中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、中級III