2021年11月24日水曜日

【日記】2021年11月24日(水) 、増える風邪っぴき、中国の大学の給料水準、宇宙論と系外惑星が人気、大学教員の呼び方

講義室に行く前にWeChatを確認にしたら、風邪をひいた学生さんから病欠の知らせが入っていた。ここ2-3日で急に気温が下がったせいか風邪気味に見える人を周りにちらほらと見かける。南国の夏仕様の建物だと15℃くらいまで下がるとけっこう寒いので季節の変わり目は要注意だ。

TwitterのTLに南京大から天文のファカルティー公募が出ているという情報が流れていた。給料はエントリーレベルでも40万元以上とのこと。副研究員(日本の助教に相当)で40万元だったら中山大学よりも少し良い給料水準だと思われる。

中国の大学の給料は、多いとか少ないとかいろいろ憶測を呼んでいるようだけれども、中山大学に「教授→教授」という移籍で来ると(正確情報は自分の経験上このパターンについてしか分からない)、リタイアまでに貰える給料は日本の国立大学の教授職で貰える給料と同じ程度か若干多いくらいだと思う。(うちの場合は、給料以外にそこそこ大きな金額の「移籍一時金」がもらえるが、これも勘定にいれての話)。なので、収入が大幅に増えることはないにせよ、中国に移籍したからと言って、大幅に収入が減って家のローン支払い等の生活設計が狂うということはないだろうと思う。

午前中は、学生セミナーのオーガナイザー業務をやってきた。今日は宇宙論と宇宙論よりの銀河の話の二本立て。発表者2人はどちらもすごく優秀でこちらが勉強になった。しかし、昔は優秀な学生ってみんな宇宙論をやりたがっていたような記憶があるけれど、今は宇宙論と系外惑星で人気を二分している感じかな。今の中国だと、どちらの分野でも学べる大学がたくさんあって、天文やりたい人にとっては本当に恵まれた環境だと思う。

日本では、中国で働く日本人研究者に文句を言う人がいるようだけれども、そういう話題をTwitterで見ていて、ロシアで働いているときに出張先でポーランド人のタクシーの運ちゃんに「ロシアで働くくらいならポーランドで働けば良いじゃないか。ワルシャワ大学の方が良い大学だぞ」と言われたのを思い出した。

どうも、ここしばらく、学生が大学教員をどのように呼ぶのが正しいのか、みたいな話題をTLでよく見かける。私は呼ばれるがまま全く何も訂正しないので、結構呼ばれ方のバリエーションは多い。最近だと、professorか Junichiが多いけれど、Junichi-sensei, Junichi-san, Nakashima-san, senseiとかもあるかな。中岛,中岛教授,中岛老师もある。中国語のときは「中岛」と呼び捨てでも気にならない。唯一カチンとくるのは日本語で話しているときに先輩づらした人間から「中島」と名字を呼び捨てにされるときくらいか。私は年下だろうが後輩だろうがよほど親しい人以外は絶対に呼び捨てにはしないので。


中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)