2021年9月1日水曜日

【日記】2021年8月31日、ティーチング審査の結果、ささやかな研究活動、講義準備、ノーベル賞30人?

今朝6時過ぎに、いつも通り日光浴と体操のために自宅のバルコニーに出たら、昨日までとは異なり明確に「暑くない」と思った。気温が下がり日の出が遅くなってくると、朝の海の色もなんとなく秋っぽく見えてくる。

通常の都市の秋学期だと、初日から一気に学生でキャンパスが満ち溢れる感じだが、今年の秋学期はコロナの影響で段階的に学生をキャンパスに入れているため、初日はそれほど人が多くない。学部生の講義は既に始まっているが、大学院生は今週中に入寮し、来週から講義が始まる。

今朝メールを開けたら、ティーチング研修の最終審査の結果が返ってきていた。審査2回目でなんとか合格。1回目は「どうせ審査と言っても形式的なものだろう」と高をくくって軽い気持ちで臨んだのだけど、実際には想定を遥かに超えた「本気の審査」が行われ、あえなく撃沈した。2回目でなんとかリカバリーできてよかった。報道を見ていると、最近の中国の大学は、ティーチングの質を非常に重視する傾向にあるようだ。

朝から、研究グループの定期ミーティングのスケジュール調整が行われている。こういう用事はグループのポスドクさんがやってくれる。メンバーが多くなってきたのでなかなか全員の日程を合わせるのが難しいようだ。

午前中、共同研究者として入っている観測プロポーザルの確認とコメント返しを行った。講義準備で忙しい時期のほんの些細な研究活動だ。

後は、お昼から夕方までガッツリと講義の準備。初めて教える科目なので、使える時間のほとんどを講義準備に投入している。果たして今学期、無事乗り切れるのか。

仕事中のディスプレイ

夕方から学生さんとの研究打ち合わせ。この学生さんとの仕事も方向性はある程度定まり、あとは具体的な問題を一つ一つ解決していけば論文出版に行きつけるであろうフェーズまで来ている。しかし、実際の作業としては、これからがまだまだ大変。

終業時間前に、とある方面から「日本は今後50年で30人のノーベル賞をとると言っているが、具体的にはどのような計画になっているのか?」という質問が舞い込んだので、Web上で見られる政府関係の資料からいくつか参考になりそうなものを拾ってお知らせした。しかし、率直に言って日本の政府関係のWebに公開された資料は、中国で目にする綿密な将来計画と比べると非常にみすぼらしい内容で、なんともいたたまれない気持ちになった。


中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(30分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、中級III、見つめていたい(ポリス)