2022年5月2日月曜日

【日記】2022年5月1日(日) 、海洋総合科学調査実習船「中山大学号」、ようやく収束フェーズに入りつつあるオミクロン株流行

五連休ということで、しばらくぶりに自宅でのんびりとすごしている。中国語の勉強や運動等の毎日のルーティンを済ませた後、今日は面白そうな論文を物色していた。これまでは、論文を探す時には、タイトルや著者名でキーワード検索していたのだけれど、最近「Elicit」という名前の便利な論文探索ツールを知った。このツールには人工知能の技術が使われていて、自分が知りたい疑問を英語で問いかけると、それに対する答えを与えているであろう論文や、直接答えを与えていないにしても内容的に関連していそうな論文を自動で見つけてリストアップしてくれるのだ。Elicitを使うと、これまで見逃していた興味深い論文が多数リストされて非常に面白い。もはや現代では日々出版される論文の数が膨大で、全ての論文に目を通すことは実際的に不可能である。こういう時代には、Elicitのようなツールは必要不可欠だろうと思う。

参考リンク:Elicit

WeChatを眺めていたら、大学のいわゆる「党員」の人たちの研修会の写真がグループチャットに流れていた。党員の人たちは、中国共産党の歴史上重要な史跡を訪ねたり、党的な観点から重要とみなされる人を招いての勉強会を開いたりといった活動に参加する義務があるようで、週末や休日はなかなか忙しそうだ。いつも研修が行われると、参加者の記念写真がグループチャットに流れてくる。まぁ、外国人にはあまり関係のないイベントなので、いつもは気にも止めないのだけれど、今回の研修会はなかなか面白そうだった。

中山大学は海洋関係の研究が盛んで、「中山大学号」という名前の海洋総合科学調査実習船を保有している。研修会はこの中山大学号の見学だったようだ。中山大学号は、現時点で中国で最高の科学調査性能を持つ船らしく、また排水量も中国の科学実習船として最大だそうだ。中山大学が所有している船なので珠海市に母港がある。昨年の暮に初めての調査航海に出て、最近珠海に帰ってきたらしい。この船、なかなか面白そうなので、機会があれば、私も一度見学してみたい。

中山大学号(以下のリンク先の記事から転載)

参照リンク:中国最大の総合科学調査実習船、「中山大学」号が初の任務へ

一方オミクロン株流行の状況はというと、上海の方は相変わらずロックダウンが続いているようだが、中国内の報道を見ていると隔離地域以外における新規感染者がゼロになったとのことで、ようやく収束するフェーズに入ったようだ。大型連休初日にこのような報道が出ることには若干恣意的な感じがしないでもないが、まぁ、細かなことはともかく、規制なく行動できる方向に事態が動きつつあることは歓迎である。


中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し