2022年5月19日木曜日

【日記】2022年5月18日(水) 、卒研生の口頭試問終了、秋学期の担当講義調査開始、もっと時間がほしい

昨日、卒研生の「口頭試問」が行われた。本来、卒研生との仕事は口頭試問が終われば終了なのだけれど、今年の卒研生は査読学術論文の出版を目指しているため、まだもうひと頑張りしないといけない。

そんな訳で、今日は卒研生と口頭試問明け初めての研究ミーティングを行った。とりあえず冒頭に口頭試問がどんな感じだったか聞いてみたところ、発表も質疑応答も上手く行ったようで指導教員としては一安心だ。口頭試問の審査員は2人だと思っていたのだけど、実際は3人いたそうだ。どういう質問が出たのか卒研生に聞いてみたが、基本的に全て想定内の質問だったようだ。

これで大学が行う卒研関連の公式の審査は全て終了で、あとは卒業論文の本編を卒研生が提出し、指導教員がオンラインシステムから「合格」ボタンをクリックすれば全て終了である。

卒研生の話では、口頭試問が終わった後の学生寮では、もう既に「卒業ムード」が漂っているそうだ。帰省したり、友達と旅行に出かける学生が増え、学生寮の人口が減少し始めているとのこと。しかし、今年の卒研生さんは上述のような理由で、これから卒業ムード返上でもうひと頑張りしてもらわなくてはいけない。卒業式まで残り一ヶ月程度。さて、どこまでできるか。

5月中旬になってくると、秋学期の講義の担当希望調査が始まる。私は今学期、学部の講義を担当したので、秋学期は再び昨年担当した大学院生向けの講義を希望する予定だ。天文学系教員グループの希望で昨年から始まった講義科目なのだけど、直前になって担当を打診され、あまり準備しないで初めたのでかなり全体としてまとまりのない話になってしまったので、今年は全体の構成を作り直して、もう少し勉強しやすいコース作りをしたいと考えている。

最近、「もっと時間が欲しい」と思うことが多くなってきた。忙しいという意味もなくはないが、単純にそれだけの意味ではない。それよりも、むしろ「残りの人生の長さ」を意識して、「もっと時間がほしい」と思うようになって来ているのだ。天文学の研究にしても教育にしても、やればやるほど、さらに「あれもやりたい、これもやりたい」という思いが次から次に湧いてくる。天文学や物理学は深くて果がない。そして、理解すればするほど分からなくなるし、さらなる面白さが見えてくる。そして、それを全部こなせる時間も能力も自分にはないことを悟って焦ってくるのだ。困ったもんだ。

中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオ聞き流し(20分程度)