2022年5月1日日曜日

【日記】2022年4月30日(土) 、ようやく外国語に対応し始めた防疫アプリ

防疫規制下の中国に住んでいると、幾つかの「防疫関連アプリ」を頻繁に用いることになる。私の住んでいる環境だと、一番良く使うのは「健康吗」(健康コード)で、その次に頻繁に使うのが携帯電話の履歴に基づいて過去2週間の行動範囲を示す「行程卡」である。それから最近、しばしば提示を要求されるものに「公共场所通行打卡」というアプリがある。ショッピングモールやら大学やら公共の場所に入場する前に、このアプリを使って場所ごとのQRコードをスキャンすることが求められる。それからもう一つ、珠海市では市外に出て戻ってきたことを自己申告するための「珠海健康申报」というアプリも必要に応じて使う必要がある。

コロナ災禍中の現在の中国では、これらのアプリを適切に使いこなせないとスムーズに日常生活をおくることができない。そうなってくると、中国には多くの外国人が住んでいるので、これらのアプリもきっと外国語に対応しているだろうと思わえるかもしれないが、実はほとんど全くといっていいほど外国語には対応していない。外国語に対応していないどころか、外国人が使用登録ができないものもある。

では外国人はどうしているかというと、「健康吗」と「公共场所通行打卡」に関しては、広東省では外国人向けの代替アプリの「GHC」(Global Health Code)というものが用意されているのでこれを利用する。しかし、GHCが中国語版アプリの代替になることを知らない係員も多く、その都度状況を説明しなくてはいけない。ほとんどの場合、係員は外国語を理解しないので、中国語を勉強していない外国人にとってはあまり便利とはいえない。

「行程卡」に関しては、外国人に対しての使用制限はなく、携帯電話の番号だけあれば登録できる。しかし、アプリ自体は中国語版しか存在しない。日本人は漢字の知識を使ってある程度中国語のアプリを操作できるので、それほど大きな問題はないと思われるが、漢字を使わない国から来た外国人にとっては難易度が高いだろう。

最後の「珠海健康申报」は、コロナ災禍が勃発して2年半が経過した今、ようやく外国語版が登場し始めた。1-2ヶ月ほど前にまず英語版が立ち上がり、昨日の地元のニュースによると、最近日本語版も出来たようだ。まぁ、コロナ災禍は緊急事態だったので、自国民のためのシステム整備が優先されるのは分かるし、私の場合は中国人同僚たちのサポートと、私自身の中国語学習の努力で、今までのところ大きな問題は経験していないが、もう少し機敏な外国人対応をしてくれても良いのではないかと思わなくもない。

日本語に対応した「珠海健康申报」

中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し

ピアノ練習

SimplyPiano、中級III