2022年5月27日金曜日

【日記】2022年5月26日(木) 、突然グルチャに登場した羽衣フルタッチ、集中が切れたら勉強に切り替え

物理天文系教員のグループチャットに、講義室備え付けのチョークを「羽衣フルタッチ」チョークに替えてほしいという要望が出ていた。中国人教員から羽衣フルタッチの名前が出てくるとは思わなかった。現在教室に備え付けられているチョークもそれほど品質は悪くないと思うのだけれど、直径がやや細く、私が手持ちのチョークフォルダーが使えないのと、あと若干折れやすいのとで、私は自腹で羽衣フルタッチを購入して使用している。確かに羽衣フルタッチチョークは使いやすい。

今月くらいから、徐々に秋学期の講義の準備を始めている。次の秋学期は昨年と同じ講義科目を受け持つ予定なのだけど、昨年は学期開始直前に担当を打診され、ほとんど準備する時間をとれずに毎回自転車操業で講義する羽目になってしまった。一応講義は最後までやり通したのだけれど、話の順番が後から考えると非常に効率が悪く、学生の立場からするととても勉強しにくかっただろうと思う。そこで、今年は話の順番を変更したり、さらに内容をいろいろと付け足したりと大幅な改訂を行っている。そんな訳で、2年目なのに、全く講義準備が楽になっていない。

どうも、同僚たちを見ていると、私は講義準備が遅いようだ。同僚の中には同一学期に2-3科目担当しているような人もいて、いったいどうやって準備をしているのか私なんかには想像もつかない。なんというか、普段何気なくフレンドリーに付き合ってくれている同僚たちであるが、仕事の能力を見ていると、やはり「選ばれし中国人の超人たち」という感じなのである。

ところで、講義の準備にしても、研究関係の仕事にしても、仕事が煮詰まって生産性が落ちる時間というのが必ず発生する。これは人間なのである程度は仕方がない。若い頃は煮詰まってもなお必死に仕事に取り組み続ける、みたいなことをやっていて、それはそれでペースが落ちながらもなんとか仕事を進めることができていたが、最近はどうも年齢からくる変化なのか、そういう働き方が難しくなってきている。

この変化にどう対処したもんかと、ここ何年か試行錯誤していたが、最近は生産性が落ちてきたら「勉強に切り替える」ということをこまめにやっている。「あ、集中力が落ちてきたな。そうだ講義のネタ本を読み進めよう」みたいな感じだ。これが案外調子良くて、勉強しているうちにまた集中力が回復して仕事に戻れたりする。そういえば、子供の頃に読んだキュリー夫人の電気に「仕事に集中できなくなったときには幾何の問題を考えた」みたいなことが書かれていた記憶がある。電気を読んだ当時は「仕事に疲れたときに数学を勉強するとは、なんて超人なんだ」と思っていたが、今はその気持が少しわかる。

中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、リードシートIII