2022年5月7日土曜日

【日記】2022年5月6日(金) 、外国人は置いてけ堀の出入管理、学部生の初めてのセミナートーク

職場キャンパスのゲートに、自動改札のような出入管理用の機械が設置されたことは先日の日記に書いた。この機械によって、多くの人(中国人)にとってはキャンパスの出入りが楽になったと思われる。しかし、いつものことではあるが、新しいシステムが導入されると、だいたいにおいて外国人は「おいてけ堀」を食らうことになる。この出入管理マシンも然りである。

出入管理の機械を通る手順は、まず「公共场所通行打卡」という名前のアプリを使って入口前に掲示されているQRコードをスマホでスキャンし、スマホに表示されたQRコードを出入管理マシンのカメラにかざす。そうするとマシンのカメラが作動するので自分の顔を撮影する。その後、職員IDでセンサーをタッチすると門が開くという仕組みだ。

しかし、「公共场所通行打卡」アプリは相変わらず外国のパスポート番号を使ったユーザー登録ができないので、外国人は上述の出入管理システムを利用することができない。したがって、私は毎回、門衛に状況を拙い中国語で説明する羽目に陥っている。

他の西欧から来た外国人同僚に話を聞くと、彼らはどうやら私のようにいちいち「説明」はしておらず「顔パス」で通してもらっているようだ。確かに、西欧から来た同僚たちは外見ですぐ「外国人」と分かるので、門衛も対処しやすいのだろう。黄色人種だと、外国人であっても見た目で中国人とは明確に区別できないため、毎回門衛との会話が必要となる。まぁ、中国語の練習だと割り切ってしまえばよいのだろうけれど。

金曜日は恒例の研究グループのミーティングということで、今日はお昼から終業時間までずっと研究に関する議論を行った。来週から学部生のディフェンス試験(卒論の内容に関する口頭試問)が始まるので、今日はグループの学部4年生に、練習がてらセミナートークをやってもらった。初めて行う1時間のセミナートーク、しかも英語で行うということで終わった後にはかなり疲れていた様子だったけれど、きっと得るところは多かったと思う。自分が学部生だった頃のことを考えると、英語で卒研についての1時間トークをできるというのは大したものである。

連休中、仕事から離れていたせいもあると思うが、昨日今日と良い感じで仕事に集中できている。私は、予定が立て込んでいて忙しいときほど「休んではいけない」という気持ちが強くなり、実質的に土日も祝日もなく仕事し続けてしまったりするが、そういう期間が長くなりすぎると、仕事の効率が悪くなり、それがさらなる焦りを生んだりすることも少なくない。たまにまとめて休むと、連勤で作業効率が落ちていたことに改めて気づいたりする。しかし、実際に連勤しているときには、休むと作業効率が落ちるような気がしているのだから人間の精神というのはやっかいなものである。

中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、リードシートIII