2022年5月20日金曜日

【日記】2022年5月19日(木) 、ゲートで守衛にいきなり怒鳴られた、次学期に向けて講義スライドの大改訂

今朝は近所の無料PCR検査場で検査を受けてから出勤した。先月に市当局から出ていた通知によると、近所の無料検査場は5月15日まで継続する予定だったようだが、15日以降は規模を縮小して継続している。まだ市内のあちこちで陰性証明が要求される状況が続いているため、この状況で近所に検査場がなくなると生活がとても不便になる。もっとも陰性証明が要求される状況がなくなってくれるのが一番良いのだが。

職場の入り口では、相変わらず48時間以内の陰性証明の提示が求められる。昨日ぐらいから「自転車を一旦降りて、しっかりと証明書類を見せる」というルールが追加されたようだ。私は状況を知らなかったので、帰り道、これまで通りに自転車にまたがったまま証明書を見せて通り抜けようとしたら、守衛のおっさんが怒鳴ってきて「自転車を降りろ」と言ってきた。何事かと思って聞き返して状況を把握した。マスクをしていると、向こうも学生か教員かの区別がつかず、学生対応モードで怒鳴りちらしてきたらしい。いきなり怒鳴られたもんで中国式に「あぁ~~?」と言いながら目を睨んで反応したら守衛のおっさんの目が泳いでいた。

春学期も終盤に差し掛かり、私は既に次の学期の講義の準備にとりかかっている。去年、初めて教えた講義科目をもう一度今年も教える予定なのだけど、初めて教えた去年の経験を踏まえて、教える順番や内容の大改訂を行っている。内容的には、博士課程から天文学に専門を変更してきた学生に対して学部で行われている一般天文学の内容を講義するというものだ。

渡された教科書は、天球座標やら単位の定義やらそういうことから始まっているので、去年はその順番で教えたのだけどどうもしっくりいかなかった。座標系やら天文学独特の単位等ももちろん大切ではあるのだけど、昨年講義しながら、相手が博士課程の学生なので、もう少し違ったより実践に即した天文学への導入があるだろうと考えていた。

そんなわけで、今年は放射過程の基礎的な知識を最初に導入して、それを踏まえて他の天文学がらみの古典的な項目もよりプロフェッショナルな感覚で話そうと思い、現在スライドの大幅改訂を行っている。最初に、放射に関する量を定量的にきっちりと定義しておくと、他の天文学独特の項目を教える場合ももう少し見通しが良くなる気がしている。

中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオ聞き流し(20分程度)