2022年7月2日土曜日

【日記】2022年7月1日(金) 、ブラックホールの撮像データ再解析、根強く残る日本の学校歴差別意識

例の「ブラックホールシャドー撮像のデータ再解析」の結果についての記者会見が国立天文台で行われたようで、公式ページにPR記事が出ていた。シャドー構造の大きさに対応するUV台が欠損していること、シャドーサイズを予め仮定してイメージングを行っていること等をEHTC側がどのように説明するのか大変興味があるところである。私は今のところ、再解析の結果の方に説得力を感じている。

参考リンク:M87銀河の中心の電波観測データを独立に再解析

来週、パスポート更新後の関連手続きを順次行おうと思っているのだけれど、折悪しく台風が接近している。現在、公共の場所に入るためには48時間以内のPCR検査陰性証明が必要なので、月曜日に役所に行くためには、土日のどちらかで検査を受けておく必要がある。しかし、困ったことに台風の影響で近所の無料検査場が閉鎖されるようだ。一番緊急を要するのが妻の居留証の更新で、これの申請期限が来週の水曜日に迫っている。さて、どうしたもんか。

Twitterを眺めていたら、今日は日本の悪しき「学校歴差別意識」全開のツイートがたくさん流れていた。「Fラン大学まとめ」だったり「中高一貫男子進学校の肯定」とかその類。Twitterの論調を見ていると、残念ながら、入学時点で学力が低い学生が集まる大学をひとまとめに「Fラン大学」と呼び、その在学生、卒業生、教員を一纏めにして貶める人間が大量に存在する。ある属性の人間を一纏めにして貶める行為は全て差別である。しかし、何故か日本では学校歴差別を差別とは思っていない人が多くいて驚く。

同じ文脈で、日本における「中高一貫男子進学校」のあり方には相当問題があると思うが、Twitterを見ていると、そこに何の問題も感じない人の方が多いようだ。「中高一貫男子進学校」自体は、私は存在しても良いとは思うが、ある意味「特殊な人達」が集まる学校なので、その狭い学校コミュニティーの中で「考えが偏る」ことは十分に考えられる。

怖いのは、中高一貫男子進学校出身者が有名大学の入学者枠を寡占し、さらには、この国に蔓延る学校歴差別意識と相まって、出身者の多くが社会の中枢的ポジションに就いてしまうことだ。そうなると「中高一貫男子進学校のノリ」で社会が動かされてしまうことになるだろうし、実際に日本の社会はそうなっているように思う。(もう、私はこれについては半ば諦めているのだけれど…)

中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)