2022年7月22日金曜日

【日記】2022年7月21日(木) 、ギリギリのタイミングでの封鎖解除、国际旅行卫生保健中心での健康診断

朝起きてすぐに、コロナの感染状況を確認するために珠海市の公式WeChatアカウントを眺めたら、国际旅行卫生保健中心への道を塞いでいた封鎖地域が開放されたという一報が出ていた。もう一日も猶予がないこのタイミングでの開放は奇跡に近い。今回の居留証更新手続きは、本当に何もかもがギリギリのタイミングだ。薄氷を踏む思いとは、まさにこんな感じだろう。早速職場の同僚と連絡を取り合って、健康診断の予約を午後に入れてもらった。

午前中は、職場に行って妻の停留許可申請に必要な書類の収集と整理を行った。作業を行いながら秘書さんから聞いた話では、中国の役所で手続きするときに認証付きの証明書を求められた場合、基本的に「コピー」を提出すれば良いらしい。「以前、原本を出して返してもらっていない」という話を職場の秘書さんにしたら「なんで原本を提出するんですか!」と逆にお小言をもらってしまった。

役所から渡された必要書類のリストと、手元にある書類を一つ一つ突き合わせてみたところ、まだ準備できていない書類が後2つあることが分かった。一つは上述の国际旅行卫生保健中心が発行する健康診断書で、もう一つは工作許可証の手続きに時間がかかる理由を大学が公式に説明したサポートレターである。後者については既に学科と学部の秘書さんが大学と掛け合ってくれているので、私は健康診断書の方を早急に準備せねばならない。

健康診断を行う国际旅行卫生保健中心は、拱北口岸という地域にあるが、このあたりは一昨日までコロナ規制の影響で近づけなかった地域だ。厳密に言うと封鎖地域ではなかったが、封鎖地域によって道が寸断されていたので、私の居住地域からはアクセスできなかったのだ。

封鎖地域が開放されてからまだ24時間たっていないので、拱北口岸の近辺は規制のなごりでピリピリしているのかと思っていたのだけれど、実際に行ってみると特に普段と何も変わった様子はなく、ごく普通の日常がそこにはあった。市の広報が出している情報によると、国际旅行卫生保健中心の近辺には、まだ高リスク地区が幾つか残っているのだが、かなりピンポイントで狭い地域を封鎖しているようで、封鎖された地域以外は全く普段と変わらない様子だった。

出入国管理局に提出する用の健康診断は、健康かどうか確認するというよりも、特定の伝染病等に罹患していないことを証明するためのものなので、職場の定期健康診断なんかに比べると項目数が少ない。メニュー的には、血液と尿の検査、心電図、胸部レントゲン、視力検査、腹部超音波、内科の問診といった内容で、1時間弱で全部終了した。

帰宅後に衛生保健センターからちょっとした情報確認の電話があり、自分の中国語力では対応不可能かもと一瞬思ったが、何度も聞き返しながら会話を続けて、なんとか要件を済ますことができた。傍から見るとささいなことだろうけれど、自分としてはかなりアドレナリンがでる経験だった。

そんなこんなで、まだ切羽詰まった状況であることには代わりはないが、一応解決に向けて順調に行動を進めている。次の関門は、出入国管理局で妻の停留許可申請が受理されるかどうかである。これは100%受理されるという保証はないらしい。さてどうなるか。


珠海国际旅行卫生保健中心

中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)