2022年7月27日水曜日

【日記】2022年7月26日(火) 、ブルーバックスを大人買い、それでもロシアよりはまし

朝、予定を確認するためにiCloudのカレンダーを開けようとしたら「接続エラー」というメッセージが表示されて開くことができなかった。つい先日も同様のエラーでiCloudのメールを使うことができなかった。こういうトラブルがあると、真っ先に思いつくのが「中国のネット規制」の影響なのだけれど、VPNのオンオフと関係なくエラーが出るので、これはおそらくiCloud側の問題なのだろう。

TwitterのTLを眺めながら朝食をとっていたら、「ブルーバックスの電子書籍が30%オフ」という広告がながれてきて、ついついつられて一気に10冊以上ポチってしまった。ブルーバックスや科学系の啓蒙書を買う時、若い頃は最先端の研究の解説書を買うことが多かったが、最近は大学での講義経験豊富な著者が古典的なテーマをじっくりと解説した本に手が伸びることが多い。本選びの傾向が変わってきた根底には自分が大学で講義をやっているということがあると思う。

さて、難航している居留証の手続きは、とりあえず省に申請している書類の到着を待たねばならないということで、一旦手続きに関わる心配事は横において、今日は朝から秋学期の講義の準備を進めた。居留証関係の手続きが不規則にスケジュールの中に割って入ってくるので、講義の準備がかなり遅れ気味となっている。今日は以前から頭の中で考えていた「天文学における速度系」の解説スライドを一気に10枚ほど作った。

夕方、再び居留証関係の用事が割り込んできた。今度は珠海市の工作許可担当部署が、提出した書類に何やら文句をつけてきたらしい。提出した書類の中に、日本の外務省と法務省、および在日中国大使館の認証がついた文書があるのだけど、その文書の認証部分に書かれたアルファベット表記の外務省の担当官の名前を「中国語に訳せ」というのだ。

最終的には、在日中国大使館が付けた認証文の中に上述の外務省職員の名前の漢字表記が出ているのを学科の秘書さんが見つけてくれて事なきを得たが、それまでに1時間ほどの時間を検索作業等で無駄にしてしまった。

そもそも認証部分は書類の本文ではないし、正式の書類であることは中国の在外公館によって認証されているのに、なぜこのような煩雑な手続きを申請者に要求してくるのかが良く分からない。実際、同じ申請を広東省に対して行ったときは何も問題にはならなかったのだ。珠海市の担当者が規則を理解していないのか、それとも規則がここ1-2年の間に変わったのか、事情は分からないが、とにかくなんでも中国語で書かないといけないようだ。

そんなこんなしているうちに、ロシアのときは「パスポートをロシア語に翻訳せよ(認証も必要)」と言われて困惑したことを思い出した。中国ではパスポートはそのままで受け付けてくれる。困ったときは「それでもロシアよりはまし」と言いながら我慢することが多い今日このごろである。


中国語学習

単語と例文の暗記(20分程度)、ラジオ聞き流し

ピアノ練習

SimplyPiano、エリーゼのために