2021年9月2日木曜日

【日記】2021年9月1日、学生指導、院生到着、外国人の実験立ち上げ、組合のギフト

昨夜はマカオにいる共同研究者からWeChatで連絡があり、久々にやりとりした。彼も2年間ほど母国に帰れていないそうだ。マカオと母国の両サイドで2-3週間の隔離が行われるため、夏や冬の長期休みを使っても一時帰国するのは現状では難しい。これからも、まだしばらくこのような状況が続くとしたら、在外研究者の生活にも、さらに深刻が影響が出てくるのではないかという気がする。

起きぬけにWeChatを見たら、一緒に研究を進めている学部生さんから質問が入っていたので簡単に返事。質問の内容は要するに「次に何をすればよいか?」ということだった。中国に限った話ではないが、学部生さんが初めて研究を始めると、最初のうちは学部の実験実習の感覚で、教員からの指示待ちをしてしまうケースが多い。自主的に方向性を考えるということをしたことがないのでこれは、まぁ仕方がない。まずは、自分で勉強しながら、自分で考えて間違っていてもよいから自分のアイデアを出すようにアドバイスした。

今学期は事務手続会場等々での蜜を避けるために、学部、修士、博士で少しずつ異なった学期開始日が設定されている。今日は博士課程大学院生がキャンパスに到着する日で、あちこちでスーツケースを持った学生を見かける。学生寮の前でPCR検査の検体採取が行われているらしく防護服を着た人も見かけた。

通勤路で某外国人同僚と出くわしたので与太話をしながら出勤。最近、うちの大学では、ティーチングに関していろいろとルール変更が行われており、自然とその辺の事柄が話題となる。

午前中は望遠鏡時間購入のための予算案を作成した。このご時世、現地に行かないと観測できない望遠鏡の時間は諦めざるを得ない。

昨年赴任した物理(実験系)の外国人同僚と少し話。研究の立ち上げでかなり苦労しているようだ。今まで使い慣れていた装置や物品と同じものを買おうとすると輸入することになるが、値段的にも手続き的にも大変らしい。

私みたいに望遠鏡の共同利用時間を利用して研究するタイプの観測天文学者は、ネット環境さえあれば世界中どこにいても同じ調子で研究できる。これは私がアカデミアに残れている大きな要因の1つだと思う。

とある方面から、どのような戦略で日本がノーベル賞を30個とる計画なのか中国政府関係筋が調べていているが明確な情報がつかめないみたいな話をちらっと聞いた。そりゃそうだろうなぁ。

参考リンク:閣議における大臣発言(ノーベル賞の日本人研究者受賞について)

年に何回か組合からギフトをもらうが、今回もらった組合のギフトは、この辺で人気のベーカリーの「買い物券」だった。チケット系ギフトだと、過去には映画のチケットが何回かもらったけれど、買い物券は多分初めてもらったと思う。映画だと「感染」が気になるが、そのへんの事情に気を使ったのか?

ベーカリーの買い物券


中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、SuperChinese(L2-21)、ラジオの聞き流し(30分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、中級III、見つめていたい(ポリス)