2022年1月23日日曜日

【日記】2022年1月22日(土) 、自宅マンション封鎖管理5日目、市当局に対する強烈な不満、ボヤ騒ぎ勃発

本来なら今日の朝封鎖管理から開放されるはずだったが、昨日の日記にも少し書いたとおり、昨夜午後9時ごろに状況が急変した。12日に感染者と濃厚接触していた人が同じマンション内にいるという通知が新たにCDSからあり、その後、すぐに建物が再度封鎖管理下に入った。

というわけで自宅封鎖管理が期せずして5日目に突入。当たり前だが、住民グループから強烈な不満が出ている。CDCの説明によると昨日までの封鎖は16日に発生した濃厚接触が原因だったが、今日からの封鎖は12日に発生した濃厚接触が原因とのこと。「なぜ時間を遡って昔の濃厚接触が封鎖の対象になるのか」というのが不満の主因だ。

役所が業務を開始する時間となり、住人の一部が防疫関係の窓口に状況確認の電話を入れ始めた。電話の内容がSNS上で逐一共有されているが、今のところ役所の返事は「封鎖管理の必要がある」の一点張りのようだ。

例によって住民の間で誰が濃厚接触者なのかという個人情報は既に共有されている。しかし、SNSグループのTLを見ている限り、特に個人の責任を追求するような発言はなく、濃厚接触者を出した家の住人がSNS上でその後の検査結果等について情報を随時共有しいる。

濃厚接触者の家族から共有されて情報によると、12日の濃厚接触者は12日以降既に6回のPCR検査を受けており、全ての検査で陰性が確認されている。また、濃厚接触者は昨夜のうちに隔離ホテルに強制的に移され、そこですぐに咽頭拭いと鼻腔拭いの2つの方法でPCR検査が行われ、両方の検体とも陰性が確認されたとのこと。さらに自宅環境の検査も行われ、それも陰性だったようだ。

濃厚接触者が出た家庭に対しては「情報を共有してくれてありがとう」「一緒に頑張ろう」という発言がSNSグループで多く流れている。中国語を理解できない外国人住民に対しては、英語を話す住人がSNS上で状況を説明している。住民感での軋轢は発生していない。非難の矛先は基本的に行政に対して向いている。ただ、これについても「今、この大変な状況で市当局を激しく避難することは多くの人に迷惑をかけることになる」と嗜める人が複数いる。

今日も珠海市で市内感染が1名新たに見つかったようだ。市の広報によると、感染者が見つかると感染者だけでなく濃厚接触者も隔離ホテルで全員集中隔離される模様。さらに、濃厚接触者が長時間滞在した建物は封鎖管理されるので、1人の感染者が見つかるだけで、連鎖的にかなりの人数に影響が出ることになる。

昨日と一昨日はマンションの外でPCR検査の検体採取を行ったが、今日は検査官が戸別訪問して玄関先で検体採取を行った。過去9日間で7回目のPCR検査だ。

さすがに封鎖管理も5日目ともなると食料のストックが尽きてきた家庭が多いようで、食べ物関係の問い合わせがSNSグループに数多く投げられている。今日買い物を頼むと配達は明日になるとのこと。外卖(デリバリーサービス)は利用しても良いらしい。

検査状況を集計しているボランティアに検査済みであることを報告し、夕食の手配方法を管理会社に確認した後、2時間ほど昼寝して再びWeChatを見たら数百の単位で着信が溜まっていた。今度は何事が起こったのかと思ったら、なんと「ボヤ騒ぎ」のようだ。玄関先に出てみたらたしかに煙い。

目下、各家庭から出たゴミは玄関先に出しておくと管理会社が一日一回のペースで回収してくれることになっているのだけれど、どうやらある家庭(SNS上では特定済み)が出したゴミから発火したようだ。既に管理会社が消火し大事には至らなかったが、もし大規模な火災に発展していたらと思うとゾッとする。(現場検証により、発火原因はタバコの不始末であることが分かった。)

SNSで共有されたボヤ現場の様子

ボヤ騒ぎとの関連は不明だが、エレベーターから異音がするという話が出ている。封鎖管理された状態で、火事やエレベーターのトラブルが起こった場合、行政はどのように対応するつもりなんだろうか。

市政府が封鎖管理中の家に100元分の食料を配り始めたというニュースがSNSグループに流れて来た。うちのマンションが対象に入っているのか不明だけど、生鮮食品が貰えるなら嬉しい。


中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)