2022年1月11日火曜日

【日記】2022年1月10日(月) 、年度末で頭がシッチャカメッチャカ、非常に厳格な期末試験の実施規定

年度末が近づいてきて、いよいよ忙しくなりつつある。これまでは今学期のまとめの作業で忙しかったのだが、年度末の最末期になると、来学期以降の講義科目の担当決め等、次の学期に向けての決断を伴う用事が加わってくるので頭がシッチャカメッチャカになってくる。

次の担当科目は慎重に考えて決めたいのだけど、多くの場合はほとんど考える時間がなく、コースデザインどころかアウトラインすらよく考えない状態で担当するかどうかを返事しなくてはいけない。これは正直言ってなかなか大変だ。まぁ、こういう決断を年度末にしなくてはいけないことが分かっていれば、予め考えておけばよいのだけど、まだ中国での経験が浅いので、どうしても行動が後手後手になってしまう。

とりあえず、今日は大仕事の一つ「定期試験」を終了させた。これから採点と成績の集計をしなくてはいけないのだけど、まずはこれで学生さんたちからの質問攻撃から開放される。期末試験直前になると駆け込みで大量の質問が来ることが分かったので、来年はもう少し上手い対応方法を考えたい。

参考までにうちの大学院課程の定期試験がどのような手順で行われるか書いておこうと思う。学部の定期試験に比べると規定は緩いのだけど(中国の学部の定期試験は入学試験並みに非常に厳格な規定のもとに行われる)、それでも日本の大学院の定期試験に比べると、かなり規定は厳格だ。

問題用紙、解答用紙は事前に教務部に提出し大学側で診察してもらうことになっている。また、計算用紙もカンニング防止のために大学が簡単に偽造できない特別のデザインの用紙を準備しており、普通のプリント用紙のような紙を用いることはできない。

また、これもカンニング防止のためだと思われるが、試験室は普段講義を行っている教室とは異なる教室が使用される。どの教室が使われるかは直前になるまで公表されない。(試験日時と時間は事前に学生に通知される)。

試験監督は正副2人必要で一人は講義担当教員、もうひとりの副監督は別の教員がつとめる。副監督はポスドク以上なら誰でも担当できるが、基本的にはポスドクか副研究員(日本の助教に相当)に依頼する場合が多い。今回私は同じ研究グループの副研究員さんにお願いした。また、試験室にずっといる試験監督以外に、もう一人教務から巡視員が試験の様子を確認しにくる。したがって、合計3人のスタッフが試験を取り仕切ることになる。

試験時間は60分間か100分間を指定するようになっており、これに合わせて、試験週間だけ通常とは異なるタイミングでチャイムがなる。試験問題の分量に合わせて担当教員が60分間か100分間のどちらかのコマを選択する。試験が終了すると、解答用紙だけでなく、問題用紙と計算用紙も回収する。その後、試験監督2人が試験の実行状況に関するレポートを書いて教務に提出する。一応ここまでが定期試験の実行手順である。


中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、中級III