2022年1月4日火曜日

【日記】2022年1月3日(月) 、三ヶ日は家でのんびり、金融所得増税で流出する起業家、「ずるい、ずるい」が日本を衰退させる

職場に出て仕事するか少し迷ったが、今回を逃すと春節休みまで3日連続で休める機会がないので、家でのんびり過ごすことにした。現職場は既に2年目だけど1年目がコロナで異常な一年だったので、職場の通常の年間行事を今年始めて経験している。一通りの出来事を経験するまではどうしても準備等に時間がかかるため労働時間が長めになりがちだ。メンタル面のバランスを壊さないためにも、休めるときには休んでおいた方が良いというのがこれまで5回の移籍を経験してきた結論である。

せっかくなので積ん読を解消するために少し読書でもしようかと少し思ったが、ここしばらく忙しすぎたせいか、とにかく頭を使う行動を何もする気が起きず、昨日に引き続き今日も一日中SNSとYouTubeを行ったり来たりして過ごしていた。

昨日眺めていたエイベックスの会長のチャンネルで「これから日本を脱出する企業家が増える」という話が出ていたが、今日眺めていた別の起業家のやンネルでもやはり同じことを言っていた。一番のポイントは、金融所得に対する税率が大幅に引き上げられることのようだ。金融所得とは、株式の配当金や譲渡益といった金融所得にかかる税で、つまりは金持ちたちの主な収入源という訳だ。起業家の話を聞いていると、彼らの理屈も分からなくはない。つまりは「極めて大きなリスクを背負って起業してやっと成功してお金持ちになったと思ったら税金でガバっと持っていかれる。そんな国で誰が起業しますか?」ということだ。夢を持てない国から人が逃げていくのは当然の成り行きだろう。

目下、研究者もどんどん日本から国外に流出しているが、根底にある問題は上述の起業家の問題と同じだと思う。研究者は国からお金をもらって研究しているのが「ずるい」と思われて国からの補助を極限まで減らされ、起業家の場合はもっと分かりやすく「金持ちはずるい」と思われてもっと税金をとられる。なんでも「ずるい、ずるい」と思う精神が、ポピュリズムの燃料となり、今まで国家を牽引していた層の人たちの足を引っ張る。こんな状況を野放しにしている国が衰退しないわけがない。

中国語学習


単語と例文の暗記(10分程度)