2022年1月30日日曜日

【日記】2022年1月29日(土) 、春節前の振替平日はのんびりムード、最近のロシア情勢についての感想

本来なら今日は勤務日(振替平日)なのだけど、既に大学の春節前の公式行事は全て終了しており、年度末ギフトを配るため出勤している秘書さんも午前中には退勤するとのことなので、休養のため一日家で過ごすことにした。

家でネットニュースを眺めていて、やはりかつて住んでいたということもありロシアの動向が多少気になってしまう。ロシアに対する私の気持ちは複雑である。素晴らしいロシア人とも大勢出会った一方で、組織や社会システムと相対するときや、組織を代表するような人間に接するときなどに、本当に不愉快極まるような経験を何度もした。

中国に移籍してから2年と少しになるが、中国とロシアの両方で働き、なおかつ生活した視点からこの2つの国を比較したとき、何が違うかと言うと、いろいろ違うことはあるのだけれど、明確な違いの一つとして、自国の人間以外の外国人に対して、どの程度利益を与えているか、その度合いが大きく違うと思う。中国については様々な議論はあるにせよ、外国人に多くのビジネスチャンスを与えていることは疑う余地のないところだろうし、私のような外国人研究者対して夥しい数の研究職や研究費を提供していることも事実である。一方のロシアも、外国に与えている利益がゼロとは言わないが、中国と比べるた場合、その度合は少ないと言わざるを得ない。むしろ、逆に外国に対して不利益を与えている場面の方が最近では目立つように思われなくもない。

ロシアに住んでいたときに私達夫婦の生活をサポートしてくれていた若いロシア人の言葉を最近時々思い出す。彼は「私は現政権を支持しません。理由は現政権が、ロシアが外国から嫌われるような政策ばかりを選択するからです」と言っていた。この言葉を聞いてから3年ほどたつが、国際政治の舞台におけるロシアの態度は相変わらずのようだ。


そういえば、妻がロシアで日本語を教えていたとき、日本語教室の生徒さんに練習問題として「タイムマシンがあったら未来に行きたいですか、それとも過去に行きたいですか?そしてその理由はなんですか?」という質問をしたそうだ。その時、教室に来ていた高校生の女の子の答えが印象的で、「未来に行きたいです。なぜなら100年後にロシアが存在しているかを知りたいからです」というものだったそうだ。果たして100年後、ロシアは存在しているのだろうか。いや、しかし、最近の動向を見ていると、100年後だと日本の存在も危なそうな気がしないでもない。


中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、中級III